建築施工管理技師に向いてる人の特徴を年間100人以上の施工管理技師のリーダーとして働いてる方と面談する中で、みえてきた要素を大手ゼネコンで人事を10年以上している真田さん(仮名)にまとめて頂きました。
建築施工管理は今とても人気がでている職種の1つです。なぜならオリンピック等の特需によって仕事が増えているからです。今回は様々な建築施工管理として働かれている方のお話を聞いてきた中で、向いている方の特徴や、逆に向いてない方の特徴をまとめました。
やりがいがあり、報酬もしっかりと出るお仕事ですので、あなたが少しでも特徴に当てはまれば、一度転職を検討してみてはいかがでしょうか?
建築施工管理に向いてる人の5つの特徴とは?
施工管理して下記の能力が向いてる人には備わっていると感じます。簡単にいえば、みんなとコミュニケーションをとれて、調整能力のある、成熟した方なのですが、実際面接している方は、そういう方ばかりではありません。(笑)
実際に熟練されている方でも、全ての能力を兼ね備えている方もいませんので、どれか1つの能力が備わっていれば活躍できる可能性があります。
- コミュニケーション能力が高い
- リスク管理能力が高い
- マルチタスクができる
- リーダーシップがある
- 忍耐強い
それぞれの能力が現場でどのように活用されるのかについては、それぞれ見てきましょう。
建築施工管理に向いてる人の特徴1:コミュニケーン能力が高い
施工管理業務では、作業の中心者である職人達を取りまとめる必要があります。本当にクセの強い職人から、セクハラ発言ばかりいう職人、頑固な職人、もちろん素直で素敵な方もいます。
そんなかれら職人とお仕事を上手くするには、信用を得る必要があります。そのためには相当のコミュニケーションを器用にこなす必要があります。たまに理解できないことでどやされることもあるでしょう。それでも、プロジェクトを完遂させるために、彼ら職人とコミュニケーションを取りうまくプロジェクトを遂行する必要があるのです。
さらには、クライアントとの打ち合わせが多いのも施工管理者の特徴です。クライアントの要望を的確にヒアリング、把握し、自分の意見をしっかり相手に理解してもらえるように伝える必要ができてきます。営業が得意な方は、施工管理でも活躍しやすい土壌を持っているでしょう。
今の会社は同い年の先輩や、営業上がりの物腰の低い先輩がいるから仕事を聴きやすいし、一緒に施工するから連帯感も生まれる。もっと慣れたらかなり自分の能力は伸びる。施工してものづくりをしている方が楽しい。CADはそれはそれでお絵描きで楽しい。施工管理はマメな性格の方が向いてるな。
— しこしこ太郎 (@shusorairaku) 2016年7月25日
建築施工管理に向いてる人の特徴2: リスク管理能力が高い
事故を防ぐために工事上の安全管理は大切です。一度事件が起きてしまえば、仕事の受注先や、求職者からの評判も悪くなってしまうから大事です。
工事現場の危険な場所を的確に見極めて、周りのメンバーに注意喚起、改善ポイントがあれば改善を迅速に行なっていくことが求められます。この慎重さがなければ、重大事故のリスクを見落として、一大事になってしまうかもしれません。
そんなこと起きないから大丈夫と思っている時こそ、事件が起きますので多少は心配性くらいがいいです。
建築施工管理に向いてる人の特徴3: マルチタスクができる
施工管理のお仕事は同時にいくつもの作業が走ります。新人の育成を担当しながら、スケジュール通りにすすまない工程を円滑にすすめていくため、重要な仕事から、重要出ない仕事まで様々こなしていく必要があります。
その中で優先順位をつけて、優先度の高いものから順番にこなし、メンバーとコミュニケーションをとっていくお仕事です。必要があらば職人さんのサポートもしたりします。そういったことから、実は女性が向いているともされているのです。
実際現場では男性の施工管理さんが多いですが、女性で施工管理のお仕事を気になっている方がいたらぜひ志しててはいかがでしょうか?
ふと前の会社を思い出した。
土木の施工管理も中々楽しかったけど、誰かの元で働くより自分で仕事を創っていく方が向いてるって確信したんだよね。営業+図面作成+事務+現場作業+現場管理は大変だったけど、対人と能率作業の良い訓練になったわ。
— かぴすけ (@kapisuke4) 2018年4月23日
建築施工管理に向いてる人の特徴4: リーダーシップがある
施工は人を巻き込みながら進めていきます。会社で言えば、課長さんや部長さんのように目標を達成するためにメンバーの指揮を取ります。
施工管理の担当者が自信なさげに指示を出していれば、現場の作業員や職人は不安になってしまいますよね。職人さんたちをまきこみながら、現場の中心として周りを動かしていくことが重要になってきます。
建築施工管理に向いてる人の特徴5: 忍耐強い
多少理不尽なこともふってくるのが施工管理のお仕事です。これまでの慣例として様々な理不尽がまかり通ってきたため、正論では正しいけれどまかりとおらないことをだれしもが経験しています。
しかしそこでおかしいと納得できずに腹を立てて職人さんと喧嘩をしてしまったり、我慢しすぎて鬱になってしまう方も現実問題いらっしゃいます。そういった時に、そういうものかとサクッとながせるくらいの忍耐強さが必要になる場面に何度もでくわすでしょう。
そういった精神的な強さを持った方、社会的な意義のために多少の理不尽をものともせずに前に進めていける方は、施工管理に向いているといえるでしょう。
施工管理仕事の特徴!
・タスクを並行してできる人に向いてる!
僕「ダメじゃん」
・人に仕事を分配するのが得意な人に向いてる!
僕「ダメじゃん」
・多少の理不尽はやりがいで吹き飛ばせる人に向いてる!
僕「ダメじゃん」— 22日に病院 (@naraharaharan) 2018年9月7日
施工管理技師に向いてない人の特徴は?
逆に向いていない人は、向いてる人の反対になります。
- コミュニケーション能力が低く
- リスク管理能力が低い
- マルチタスクができない
- リーダーシップがない
- 忍耐弱い
しかし上記の一つでも当てはまれば施工管理士になれないかと言うと、そんなこともありません。完璧な人間はいないので、1つかけていることもあります。圧倒的なリーダーシップがあってもリスク管理能力は低かったり、マルチタスクは苦手な方もいます。
なので、あくまで向いてる、向いてないは目安に考えてどこを伸ばせば施工管理士として活躍できるかを考えてみていはいかがでしょうか。
まとめ
あなたも、私は施工管理にむいてるの?と思ったことがあるかもしれませんが、施工管理技師に向いてるかなんてわからないと悩んでいるかたはいっぱいいます。たまに悩むことがあるかもしれませんが、知ってみて、仕事をしてみて見えてくることもあると思います。
よみながら私もしかしたら上手くいくかもと思われた方は、きっと施工管理さんとして上手くはたらくことができるでしょう。
親にどんな仕事をやりたいの?とかそっち系の質問しかされなくなってきてる。
事務職以外って笑って答える僕…
(営業やっても現場作業員やっても施工管理やっても程よくこなせるんだから分かんない)ってのが本音。
向いてるとか分かんない
— 柊 澪生 (@Hiragi_Rei) 2018年6月1日
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