建築施工管理技師が語る5つの魅力とは?

現職の建築施工管理技士の兵頭さんが、魅力を語ります。建築現場で活躍しているのは職人さんだけではありません。職人さんたちをまとめて現場を仕切る建築施工管理の仕事も忘れてはいけません。建築施工管理技士がいるから安心して作業をすることができます。今回は建築施工管理の魅力についてご紹介します。

目次

建築施工管理の5つの魅力とは?

建築施工管理の魅力を5つご紹介します。

建築施工管理の魅力1:更地の状態から建物を造っていく

最初は何もなかった更地から建物完成までの過程に携われることは建築施工管理の魅力と言えます。建築施工管理でなければ、更地の状態から建物の完成までの過程を最初から最後まで観れることはなかなかありません。

何もなかった状態から自分が現場の指揮をとって建物を造っていくという他では味わうことのできない達成感を得ることができます。最初から最後まで施工に携ることができるのは、施工管理として仕事をしてる人の特権です。

建築施工管理の魅力2:何十年と形に残る仕事

建築施工管理は自分のした仕事が何十年と形に残る仕事です。建築物によっては半永久に残る場合もあるので、子供や孫ができた時に自分が建築施工管理をした建物だと自慢することができます。

特に建築施工管理技士1級の資格者であれば、大規模な建造物の工事を担当することが出来るので公共施設などの工事に関わることが出来ます。例えば、オリンピックのスタジアムやスカイツリーなどの歴史的に残るような建造物に携わることが出来ます。

建築施工管理技士2級では、建築施工管理技士1級に比べると大規模な工事を担当することが出来なく、中小規模の工事になり4000万以上の工事を担当することが出来ませんが、主に一般住宅などを担当することが出来るので様々な造りの家を担当出来るので常に新しい発見があって建築施工管理技士2級ならではの面白みがあります。

ものづくりを仕事にしている人で半永久的に自分のした仕事が形として残り続けることほど嬉しいことはありません。

建築施工管理の魅力3:建築現場のリーダーとしての役割

建築施工管理の魅力は、建築物を造るだけではなく建築現場のリーダーとして現場を引っ張っていくことも魅力です。建築は一人の力で出来る仕事ではなく、建築に携わる人たちのチームワークが必要になります。そのような時に、建築施工管理者がリーダーシップをとって最高のチームワークが出来るように架け橋となることが求められます。

現場の仕事がスムーズに進むには、各職種の職長を集めてミーティングを行うなど、いかに施工管理者がリーダーシップをとって職人さんたちをまとめるかが重要となり、建築現場のリーダーとして責任のある仕事です。

建築施工管理の魅力4:職人さんとのコミュニケーション

様々な業種の職人さんとコミュニケーションをとる機会が非常に多く、仕事の話から雑談まで幅広い話をすることがあります。職人さんとコミュニケーションをこまめにとって、信頼関係を築いていくと協力的に仕事をしてくれる人が多く、仕事をスムーズに進めることが出来るので仕事の負担が減ります。

また、建築現場は工期が長い現場が多いので職人さんと仲良くなることがあるので冗談を言いながら仕事をすることは日常茶飯事で、順調に工事が進んでいれば笑いの絶えない職場になることもあります。

「仕事の進みが良いから家に帰った時のビールも進んじゃうよ」

「こんなに順調に現場が進んじゃったら儲かってしょうがないね」

などの冗談を言い合える職場の環境を作るのも建築施工管理の仕事です。

建築施工管理の魅力5:言葉にならない達成感

建築物を造ることは簡単なことではありません。時には頭を抱えながら仕事をする時もあります。ただ、簡単なことではないからこそ建物が完成した時の喜びと達成感は格別です。フルマラソンを完走した時のような、苦しくて大変だっだからこそ完走した時の喜びと達成感を味わえるような感覚に近いです。

建築施工管理の場合は、毎回この達成感を味わうことが出来るので非常に魅力的な仕事です。

建築施工管理の魅力がわかる体験談、2選

建築施工管理の魅力的だなと感じた体験談を具体的にご紹介します。

建築施工管理の魅力がわかる体験談1

建築施工管理の仕事をしていると、ご近所さんが声をかけてくれることが良くあります。

「凄く立派な建物が出来るんだね」

「こんな建物を造れるなんて凄い技術ですね」

「どんな立派なのもが出来るか楽しみにしてます」

などの声をかけてくれることがあり、建築施工管理の立場として責任を感じると共に、期待されている仕事であるということを誇りに感じることが出来る仕事です。

建築施工管理の魅力がわかる体験談2

建築施工管理の仕事をしていると施主様の希望で急な設計変更になることがあり、柔軟な対応を求められる時があります。急な設計変更があると工事の予定を組み直したり、職人さんと打ち合わせをし直したりと正直大変なことが多いです。

施主様からするとマイホームなどの建物は、一生に一度の大きな買い物なので後悔のないように納得のいく家にしたいという思いが強いために、当初の設計を変更される場合や細い部分の変更がある場合が多いです。

特に壁紙の色やデザインは、サンプルで見る場合と実際に施工をした後の状態では施主様のイメージと異なる場合が多く、張り替えやクロスの銘柄の変更があることが珍しくありません。

ただ、建物が完成して施主様に、

「本当にありがとうございました」

と喜んで頂けると言葉では言い表せない達成感と喜びがあります。
思い入れが強いほど満足のいく家ができた時の喜びと感謝の気持ちを頂けるのは、建築施工管理の魅力です。

まとめ

建築施工管理は建築現場においてリーダー的存在であり、なくてはならない仕事です。言葉に出来ないほどの達成感と喜びを感じることが出来る魅力的な仕事なので、これからも建築施工管理の仕事で立派な建造物が出来ることを期待しましょう。

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