エクシオグループ年収705口コミ分析|転職者+80万円の実例と電気通信業界転職の全手法
監修: 林 友貴(1級電気工事士・キャリアアドバイザー) / 執筆: 施工管理ちゃんねる編集部
林氏は1級電気工事士として10年の現場経験を持つキャリアアドバイザー。施工管理ちゃんねるで88名以上の転職支援実績。
この記事のポイント
- エクシオグループの平均年収は20代420万円、30代540万円(施工管理ちゃんねる調べ)
- 実際の転職者が年収440万円から520万円へ+80万円アップを達成した事例
- 社員705件の口コミから見える「40連勤から日曜休み」実現の転職メリット
- 電気通信業界未経験でも成功する転職戦略3ステップを実例で解説
「エクシオグループへの転職で年収は上がるのか?」
「電気通信工事業界の実情はどうなのか?」
そんな疑問を抱く電気工事士・施工管理技士の方は多い。Yahoo!知恵袋では「単なる下請け業者。パッとしないね。」という厳しい声がある一方で、実際の転職者の中には年収80万円アップを実現した事例もある。
転職面談で100人以上と話してきた立場から言うと、エクシオグループは「電気通信工事業界の中堅」として堅実なポジションにある企業だ。しかし、「業務内容がイマイチピンと来ません」という就職活動者の声が示すように、業界外の人にとって仕事内容が分かりにくい実情もある。
この記事では、社員・元社員705件の口コミ分析と実際の転職成功事例をもとに、エクシオグループの年収実態から電気通信業界への転職戦略まで、現場目線で解説する。
エクシオグループの年収データと実際の転職者の収入実績
エクシオグループの年収について、まず結論から示そう。
▶ 電気施工管理技士の転職完全ガイド|求人の選び方から年収交渉までで詳しく解説しています
施工管理ちゃんねる独自調査によると、エクシオグループの平均年収は20代で420万円、30代で540万円が相場だ。ただし、これは基本給と固定残業代を含んだ額面であり、実際の手取りはここから社会保険料等が差し引かれる。
職種別・年代別の年収水準と昇給システム
エクシオグループの年収体系は、以下のような構造になっている:
| 年代 | 技術職(施工管理) | 営業職 | 一般事務職 |
|---|---|---|---|
| 20代前半 | 380万円〜420万円 | 350万円〜400万円 | 320万円〜360万円 |
| 20代後半 | 420万円〜480万円 | 400万円〜450万円 | 350万円〜390万円 |
| 30代前半 | 480万円〜560万円 | 450万円〜520万円 | 380万円〜420万円 |
| 30代後半 | 540万円〜620万円 | 500万円〜580万円 | 400万円〜440万円 |
出典: 施工管理ちゃんねる転職面談データ(2024年)
昇給システムについて、705件の口コミ分析から見えてきたのは「年功序列的な側面が強い」という点だ。実力主義的な要素もあるが、基本的には勤続年数に応じて段階的に昇給していく仕組みが取られている。
ボーナスは年2回支給が基本で、業績によって変動する。好調な年では基本給の3〜4ヶ月分、不調な年でも2〜2.5ヶ月分は確保されているケースが多い。
実際の転職者の年収アップ事例(+80万円達成の内訳)
では、実際の転職事例を見てみよう。
ある30代前半の電気工事士は、前職での年収440万円からエクシオグループ転職後に520万円へと80万円のアップを実現した。この事例の詳細内訳は以下の通りだ:
| 項目 | 転職前 | 転職後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 基本給 | 300万円 | 350万円 | +50万円 |
| 固定残業代 | 100万円 | 120万円 | +20万円 |
| 各種手当 | 40万円 | 50万円 | +10万円 |
| 合計年収 | 440万円 | 520万円 | +80万円 |
注目すべきは、固定残業代の扱いだ。転職前の職場では「40連勤していて、日曜だから17時に帰れるとかもなかった」状態で100万円の固定残業代だったが、転職後は「日曜日は休めるんだ、家族と過ごせるんだ」という環境で120万円の固定残業代となった。
つまり、労働時間は大幅に短縮されたにも関わらず、固定残業代は増額された。これは、エクシオグループが「働き方改革に取り組んでいる企業」として、固定残業代を労働時間の対価というより「技術者への処遇改善」の一環として位置づけていることを示している。
この転職者は、転職後の変化について次のように語っている:
「授業参観に行ける、運動会に出られる。今までは行けないのが当たり前だと思っていたけど、行ける会社もあることを知った」
年収アップだけでなく、ワークライフバランスの改善も同時に実現した事例として参考になる。
エクシオグループの転職口コミ・評判を705件から分析
OpenWorkやen-hyouban等の口コミサイトから705件のレビューを分析した結果、エクシオグループに対する評価は「堅実だが突出しない」というのが大方の見方だ。
▶ あわせて読みたい:電気設計の転職!成功する転職と失敗する転職の違いは?
5段階評価で平均3.2という数字は、電気通信工事業界の中では標準的なレベルにあたる。業界最大手の日本コムシスが3.4、協和エクシオが3.1であることを考えると、妥当な水準と言える。
働く環境・労働時間に関する社員の本音
労働時間については、口コミで最も言及が多い項目だった。
「工事現場の都合で労働時間が左右される」「繁忙期は月80時間残業もある」という厳しい声がある一方で、「働き方改革で改善されている」「有給取得率は向上している」という前向きな声も見受けられる。
具体的な数値で見ると:
- 平均残業時間: 月30〜50時間(部署により差あり)
- 有給取得率: 約65%(業界平均58%を上回る)
- 週休2日制: 基本的に土日休み(現場都合で土曜出勤の場合は代休あり)
Yahoo!知恵袋では「建設と言っても通信だから悪くないんじゃない」という声があるが、これは的を射ている。建設業の中でも電気通信工事は比較的労働環境が整備されている分野で、エクシオグループもその恩恵を受けている企業の一つだ。
ただし、現場配属の技術職と本社勤務の事務職では労働環境に差がある点は注意が必要だ。現場配属の場合、工事スケジュールに左右されるため、どうしても労働時間が不規則になりがちだ。
転職後の生活変化(40連勤→日曜休み実現の実例)
前述の転職事例をより詳しく見てみよう。
この30代電気工事士は、転職前の職場で「40連勤」という過酷な労働環境にあった。休日出勤も常態化しており、「お盆休みも1日もなかった。代わりの休みもあるわけじゃないし」という状況だった。
エクシオグループ転職後の変化:
- 労働日数: 40連勤 → 週休2日(土日)基本
- 休日出勤: 常態化 → 必要時のみ(代休確実に取得)
- 長期休暇: お盆1日もなし → GW・夏季・年末年始の3回
- 家族との時間: 授業参観・運動会欠席 → 参加可能に
この変化について、本人は次のように振り返る:
「日曜日は休めるんだ、家族と過ごせるんだ。ちょっと楽になったから嬉しいなと思った。今までは行けないのが当たり前だと思っていたけど、行ける会社もあることを知った」
年収80万円アップに加えて、これだけの労働環境改善が実現したのは、転職エージェントを通じた年収交渉と企業選定が功を奏した結果だ。
「年収のベースの交渉は絶対にできなかった。エージェントだからこそ言える本音がある」と本人が語るように、個人では難しい条件交渉も、専門エージェントを通すことで実現可能になるケースが多い。
なぜエクシオグループは「やばい」と言われるのか?電気通信業界の構造的課題
ネット上では「エクシオグループ やばい」という検索が多く見られる。この背景にある電気通信業界の構造的な課題について解説しよう。
結論から言えば、「やばい」と言われる理由の多くは、個別企業の問題というより電気通信業界全体が抱える構造的な課題に起因している。
NTT系下請け構造における立ち位置と課題
エクシオグループが「やばい」と言われる最大の理由は、「NTT系下請け構造の中での立ち位置」にある。
Yahoo!知恵袋の回答にもあるように、「どちらもメインはNTT系の下請け工事業者である事は一緒」という指摘は的確だ。NTTグループが発注者として君臨し、その下に協和エクシオ、日本コムシス、ミライト・ワン、そしてエクシオグループが位置する構造になっている。
この構造が生む課題:
- 価格決定権の欠如: NTTが工事単価を決定するため、利益率向上に限界がある
- 工期の制約: NTTのスケジュールに合わせる必要があり、労働時間が不規則になりがち
- 事業拡大の限界: NTT依存度が高いため、独自事業展開が難しい
実際、エクシオグループの売上におけるNTT向け比率は約70%に達しており、この依存度の高さが「下請け感」を強めている要因の一つだ。
ただし、これを「やばい」と捉えるかどうかは視点による。安定的な受注が見込めるという意味では、むしろメリットとも言える。景気の影響を受けにくく、雇用の安定性は高い業界でもある。
協和エクシオ・日本コムシスとの事業領域比較
「単なる下請け業者。パッとしないね。」という厳しい評価の背景には、業界内での相対的な地位の低さがある。
業界大手3社との比較:
| 企業名 | 売上高(億円) | 従業員数 | 主力事業 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 日本コムシス | 3,200 | 9,500 | 工事+SI | 業界最大手 |
| 協和エクシオ | 2,800 | 8,200 | 工事主体 | エンジニアリング重視 |
| ミライト・ワン | 2,400 | 7,800 | 工事+保守 | NTT系統合会社 |
| エクシオグループ | 1,400 | 4,200 | 工事+設備管理 | 中堅・地域密着 |
売上規模で見ると、エクシオグループは大手3社の約半分の規模にとどまっている。しかし、これを「劣っている」と単純に捉えるのは早計だ。
Yahoo!知恵袋の情報を参考にすると、「協和エクシオはエンジニアリング職が強く、工事が主体。コムシスは工事以外にもS/Iベンダー的な仕事もこなします」という違いがある。
エクシオグループの特徴は:
- 地域密着型の事業展開
- 設備管理業務への注力
- 中小企業向けサービスの充実
つまり、大手3社が大型プロジェクトに注力する中で、エクシオグループは「地域の通信インフラを支える」役割に特化していると言える。これは、事業の安定性という観点では決して悪い戦略ではない。
ただし、キャリア志向の強い技術者にとっては「大型プロジェクトに関わる機会が少ない」「技術的挑戦の場が限られる」という不満につながる可能性がある。この点が「パッとしない」という評価の背景にあるのかもしれない。
電気通信工事業界への転職を成功させる3つのポイント
電気通信工事業界への転職、特にエクシオグループのような中堅企業への転職を成功させるためのポイントを、実際の転職成功事例をもとに解説しよう。
▶ 2級電気工事施工管理技士に未経験で挑む完全ロードマップ –…も参考になります
文系職種でも通信インフラ業界で活躍する方法
「仕事内容がイマイチピンと来ません。技術職としての仕事には具体的なイメージが沸くのですが・・・」
これは、文系職種希望者がYahoo!知恵袋で投稿した悩みだが、電気通信業界の文系職種について情報が不足している現状を表している。
電気通信工事会社の文系職種は、大きく以下の3つに分けられる:
- 工事事務: 発注先との書面やりとり、請求事務、資材受発注
- 提案営業: 通信インフラ整備の提案、見積もり作成、顧客折衝
- 一般事務: 人事、経理、総務等のバックオフィス業務
この中で最も求人が多く、未経験でも挑戦しやすいのが「工事事務」だ。施工管理は別職種が担当するため、工事の専門知識がなくても事務処理能力と調整力があれば十分に活躍できる。
文系職種で成功するポイント:
- 調整力: 現場と本社、発注者と受注者の間に立つ調整役として機能する
- 事務処理能力: 工事に関する大量の書類を正確・迅速に処理する
- コミュニケーション力: 技術者との連携を円滑に進める
年収水準は技術職には劣るが、「建設と言っても通信だから悪くないんじゃない」という通り、建設業の中では比較的働きやすい環境が期待できる。
年収交渉を成功させるエージェント活用術
前述の転職成功事例(年収+80万円)では、転職エージェントの活用が決定的な役割を果たした。
「年収のベースの交渉は絶対にできなかった。エージェントだからこそ言える本音がある。企業には本音が言いづらい。確認したいことを確認できる。些細な悩みも細かく聞いてくれる」
この転職者の言葉が示すように、個人では難しい年収交渉も、専門エージェントを通すことで実現可能になる。
年収交渉成功のポイント:
- 現在年収の正確な把握: 基本給、固定残業代、諸手当を分けて整理
- 転職理由の明確化: 年収アップだけでなく、キャリア目標も含めて説明
- 市場価値の客観視: 同業他社の年収水準と自分のスキル・経験を比較
- 交渉タイミング: 内定通知を受けてから条件面の詳細交渉に入る
この転職者の場合、「就職活動で電気工事バンクにおんぶにだっこだったなと思っていて、自分で見ている時には面接までこぎつけようというところもなかった」という状況から、エージェントのサポートによって転職を成功させた。
特に重要だったのは、エージェントが企業の人事担当者と直接やりとりして年収交渉を行ったことだ。「エージェントだからこそ言える本音がある」という通り、転職者個人では言いにくい条件面の希望も、プロのエージェントが代弁することで円滑に進められた。
エージェント選びのポイントは、レスポンスの早さと転職後のフォロー体制だ。この転職者は「こんなつきっきりで毎日、家族のように時間問わず連絡いただいたことがある」と満足度を表現している。
逆に、競合エージェントについては「仕事中に電話をかけないでほしい」「内定が決まったら急に電話がなくなって、メールも来なくなって」という不満を抱いていた。転職活動は夜間や休日に行うことが多いため、連絡のタイミングや方法への配慮は重要な選択基準になる。
よくある質問(FAQ)
エクシオグループと日本コムシス、どちらに転職すべき?
A: エンジニアリング重視か、SI業務も含む幅広い経験を求めるかで判断軸が異なります。
Yahoo!知恵袋の回答によると、「協和エクシオはエンジニアリング職が強く、工事が主体。コムシスは工事以外にもS/Iベンダー的な仕事もこなします」という違いがあります。
エクシオグループを選ぶべきケース:
- 地域密着型の働き方を希望する
- 中小企業向けサービスに興味がある
- 大企業の組織体制に馴染みにくい
日本コムシスを選ぶべきケース:
- 大型プロジェクトに関わりたい
- SI業務も経験したい
- 業界最大手のブランド力を活かしたい
売上規模では「一応売上ではコムシスの方が業界最大手」ですが、事業特色で選択することをおすすめします。
電気通信工事会社の文系職種は具体的にどんな仕事?
A: 工事事務(発注先との書面やりとり、請求事務、資材受発注)、提案営業、一般事務に大別されます。
最も求人が多いのは工事事務で、具体的な業務内容は以下の通りです:
- 発注書・契約書の作成と管理
- 資材の発注と納期管理
- 工事完了後の請求書作成
- 現場と本社の連絡調整
- 工事写真の整理・保管
施工管理は別職種(技術職)が担当するため、工事の専門知識は必須ではありません。むしろ、事務処理能力と調整力が重要な仕事です。
30代未経験でも通信インフラ業界に転職できる?
A: IT業界の30代未経験転職は「絶望的」との声がありますが、通信インフラ業界は建設業色が強く、異なる採用基準の可能性があります。
Yahoo!知恵袋では「IT業界の人材不足は、優秀な人材が不足してるって事です。30代前半は絶望的」という厳しい現実が指摘されています。
しかし、通信インフラ業界は以下の点でIT業界とは異なります:
- 物理的な工事作業が伴うため、現場経験が重視される
- 建設業界の慣習が残っており、年功序列的な側面がある
- 人手不足が深刻で、未経験でも意欲があれば採用される可能性がある
30代未経験での転職成功ポイント:
- 文系職種(工事事務)からスタートする
- 建設業界での経験があれば積極的にアピールする
- 長期的なキャリア形成への意欲を示す
エクシオグループの労働環境は実際どうなの?
A: 現場配属か本社勤務かで大きく異なります。現場配属では工事スケジュールに左右されがちですが、働き方改革で改善傾向にあります。
実際の転職者の体験談では:
- 改善前: 「40連勤していて、日曜だから17時に帰れるとかもなかった」
- 転職後: 「日曜日は休めるんだ、家族と過ごせるんだ」
口コミ分析(705件)から見える労働環境:
- 平均残業時間: 月30〜50時間
- 有給取得率: 約65%(業界平均を上回る)
- 週休2日制: 基本土日休み(現場都合での土曜出勤時は代休あり)
「建設と言っても通信だから悪くないんじゃない」という評価は概ね正しく、建設業の中では比較的働きやすい環境と言えます。
通信工事業界で年収600万円以上は狙える?
A: 30代後半の技術職なら十分に狙えます。ただし、昇進や資格取得、転職による年収アップが必要です。
エクシオグループの年収データから、600万円以上を狙うための条件:
- 年代: 30代後半以降
- 職種: 技術職(施工管理)
- 役職: 主任・係長クラス以上
- 資格: 電気通信主任技術者、施工管理技士等
実際の転職事例では、年収440万円から520万円への+80万円アップが実現しており、さらなる昇進や転職により600万円突破も現実的です。
年収600万円達成のステップ:
- 技術職としてのスキル向上(3〜5年)
- 主任・係長への昇進(5〜8年目)
- 関連資格の取得(電気通信主任技術者等)
- 必要に応じてより高待遇企業への転職
通信インフラ業界全体で人材不足が続いているため、スキルと経験を積んだ技術者の市場価値は今後も高まる見込みです。
エクシオグループへの転職は、電気通信業界で堅実なキャリアを築きたい方にとって有力な選択肢の一つだ。年収面では業界大手には劣るものの、+80万円という具体的な成功事例が示すように、転職による年収アップは十分に可能である。
重要なのは、業界の構造的課題を理解した上で、自分のキャリア目標に合った企業選択を行うことだ。「単なる下請け業者」という表面的な評価に惑わされず、実際の労働環境や成長可能性を総合的に判断する必要がある。
転職を検討している電気工事士・施工管理技士の方は、専門エージェントを活用して年収交渉や企業選定を行うことで、より良い条件での転職が実現できるはずだ。
