電気工事士の仕事 – 年収は?仕事内容は?休みは?

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電気工事士の仕事は、「きつい」「給料が安い」「夜勤が多い」などハードワークな仕事だと言われることも少なくありません。
この記事では、面接などでは聞きにくい給料・休み・具体的な仕事内容などに触れてみたいと思います。
実際3名の方にインタビューもさせていただき、細かい実態についても聞いてみました。
それを読んだ上で、本当に自分に合っているのかというのを再認識いただくのが良いと思いますので、ぜひ一度目を通してみてください!

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目次

電気工事士の給料・年収の実態

電気工事士の給料について、具体的な数値を見ていきましょう。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、電気工事士の平均年収は約400万円〜500万円となっています。ただし、この数値は経験年数や勤務先、地域によって大きく異なります。

経験年数別の年収目安

  • 入社1年目(未経験):年収250万円〜300万円
  • 経験3〜5年:年収350万円〜450万円
  • 経験10年以上:年収500万円〜700万円
  • 現場監督・管理職:年収600万円〜800万円

新卒や未経験からスタートする場合、月給は20万円〜25万円程度が相場です。しかし、技術と経験を積むことで着実に収入アップが期待できる職種でもあります。

勤務先による給料の違い

電気工事士の勤務先は多岐にわたり、それぞれ給料水準が異なります。

  • 大手建設会社・電気工事会社:年収450万円〜650万円。安定した給与体系と福利厚生が充実
  • 中小電気工事会社:年収350万円〜500万円。地域密着型で残業代がしっかり支給される場合が多い
  • 鉄道会社・インフラ系:年収500万円〜700万円。高い専門性が求められる分、給与水準も高め
  • 独立・一人親方:年収400万円〜1000万円以上。技術力と営業力次第で大きく変動

特に鉄道電気工事や発電所などの重要インフラに関わる仕事は、高い技術力と責任が求められる分、給料も高く設定される傾向にあります。

地域による給料格差

都市部と地方では給料に差があることも事実です。東京都や大阪府などの大都市圏では年収450万円〜600万円が相場ですが、地方では年収350万円〜450万円程度となることが多いです。ただし、地方は生活費が安いため、実質的な生活水準はそれほど変わらない場合もあります。

また、災害復旧工事や緊急対応の多い地域では、危険手当や緊急出動手当が支給されることもあり、基本給以外の収入も期待できます。

電気工事士の資格手当と収入アップのポイント

電気工事士として働く上で、資格手当は重要な収入源の一つです。多くの電気工事会社では、保有資格に応じて月額の資格手当を支給しています。

主要資格の手当相場

  • 第二種電気工事士:月額3,000円〜8,000円
  • 第一種電気工事士:月額8,000円〜15,000円
  • 電気工事施工管理技士2級:月額10,000円〜20,000円
  • 電気工事施工管理技士1級:月額15,000円〜30,000円
  • 電気主任技術者(電験):月額20,000円〜50,000円

例えば、第一種電気工事士と2級施工管理技士を取得していれば、月額18,000円〜35,000円の資格手当が期待でき、年間では20万円〜40万円程度の収入アップに繋がります。

資格取得による昇進・昇格への影響

資格手当だけでなく、資格取得は昇進や昇格にも大きく影響します。特に施工管理技士の資格は現場監督になるために必須の資格であり、取得することで管理職への道が開けます。

実際に、大手電気工事会社では以下のようなキャリアパスが一般的です:

  • 入社時:第二種電気工事士取得済み
  • 3年目:第一種電気工事士取得
  • 5年目:2級電気工事施工管理技士取得→主任クラス
  • 10年目:1級電気工事施工管理技士取得→現場監督

会社選びのポイント

資格手当の金額は会社によって大きく異なります。転職や就職を検討する際は、以下の点を確認することが重要です:

  • 資格手当の有無と金額:同じ資格でも会社によって5,000円〜30,000円の差がある
  • 資格取得支援制度:受験費用の補助や合格祝い金の支給があるか
  • 勉強時間の確保:業務時間中の学習時間確保や、試験前の特別休暇制度
  • 昇進・昇格への反映:資格取得が人事評価にどの程度反映されるか

独立を目指す場合の資格活用

将来的に独立を考えている電気工事士にとって、資格は信頼性の証明となります。特に電気工事業の登録には、第一種電気工事士または電気工事施工管理技士の資格が必要です。

独立後は資格手当という概念はありませんが、高い資格を持つことで単価の高い工事を受注できる可能性が高まります。例えば、電験3種を持つ電気工事士は、保守点検業務も併せて行うことができ、継続的な収入源を確保できます。

このように、電気工事士にとって資格取得は確実な収入アップと将来性確保のための投資と言えるでしょう。計画的に資格を取得していくことで、着実にキャリアアップを図ることができます。

電気工事士は何をする仕事?

まず、電気工事士とは何をする仕事なのでしょうか。
電気工事士には1種と2種が存在します。

1種 500kW未満の自家用電気工作物(抽象工場、ビル、高圧受電の商店など)および一般用電気工作物(一般家屋、小規模商店、600V以下で受電する電気設備など)の工事に従事することが可能
2種 一般用電気工作物(一般家屋、小規模商店、600V以下で受電する電気設備など)の工事に従事することが可能

端的に言えば、電気工事を行う際は絶対に必要になる資格です。電気工事に関わる仕事をしたい、手に職をつけたい方は、資格を取得する必要があります。

電気工事士の具体的な仕事内容

ただ、上に書いてあるような内容では、詳しいことはわかりませんよね。
さらに具体的な仕事内容をみていきましょう

鉄道電気工事

読んでいただいたらわかる通り、鉄道に関する線路工事や電気設備の工事を行います。
日本のような鉄道大国では、1日だけ鉄道をストップさせたいと言うのも困難です。また1分1秒を争う鉄道では、故障などが起こっては行けません。そんな重要な業務を影で支える仕事です。
信号システム、踏切、改札などの施工保守を行います。
また、重要なシステムということもあり、工事できる業者についてもかなり厳しい条件が設定されています。

建築電気工事

工場、ビル、大型商業施設、病院、マンションなど、あらゆる建物の電気設備の設計、施工を行います。
あまり意識していないかもしれませんが、建物内のコンセントから照明器具の取り付けまで、電気にまつわる作業を行うとイメージするとわかりやすいかもしれません。

新しい建造物の建設を行う際、電気配線などほぼ0から行う必要があります。
公共設備、民間施設など官民どちらにも関わりますので、国で大きなイベントが行われる時に携われるなど、こういう点が大きなやりがいを感じさせるポイントかと思われます。
大型商業施設や、病院、空港などになると1つの業務ではなく幅広い業務を行う必要がありますので、新たなスキルを身に付けるチャンスにも出会うことができます。
しかしながら電気工事士に関係するのか?と思うような作業も発生するので、そこは理解していただいておいた方が良いかと思います。

電気工事士の年収は?

さて、そんな電気工事士ですが、給料や労働時間についてはどうなのでしょうか。
しんどくても給料がよければ。という方もいれば、ワークライフバランスを保ちたいという方もいますよね。
給料・休み・労働時間についてまとめてみましたので、参考にしてください。

電気工事士の給料

まずは給料を色々な角度からみていきましょう。

年齢 平均年収 平均月額給与 ボーナス
20~24歳 285.0万円 17.8万円 71.3万円
25~29歳 355.0万円 22.2万円 88.8万円
30~34歳 390.0万円 24.4万円 97.5万円
35~39歳 445.0万円 27.8万円 111.3万円
40~44歳 500.0万円 31.3万円 125.0万円
45~49歳 560.0万円 35.0万円 140.0万円
50~54歳 600.0万円 37.5万円 150.0万円
55~59歳 595.0万円 37.2万円 148.8万円
60~65歳 405.0万円 25.3万円 101.3万円

出典元:平均年収.jp

未経験の場合の給料は

正直資格を持っておらず年齢を重ねてしまうと、それまでの経歴にもよりますが、スタートは25万円程度がMAXとなってしまうようです。
早め早めに資格だけでも取得しておくことで、給与の底上げをしておきたいですね!

資格有 資格無
10代 20万前後 18万円前後
20代 25万円前後 20万円前後
30代 30万円前後 25万円前後
40代 30万円前後 25万円前後

勤続年数による年収の違い

正直基本給についてはそこまで大きく上がって行かないようですが、
ボーナスが未経験と経験者では雲泥の差のようですね、、、
やはり早めに経験値を積んでおくことで年収にも大きな影響を与えることができそうです!

企業規模による年収の違い

下記からもわかる通り、企業規模が大きければ大きいほど年収も高くなっております。
年収だけでなく、福利厚生にも大きく影響してくると思いますので、そこも配慮しながら勤務先は選んだ方が良いかもしれません。
どのような勤務先を選べば良いのか。という点から相談を請け負っておりますので、気になる方は下のフォームよりお問い合わせください!

企業規模 平均年収 平均月額給与
大企業の電気工事士 580.0万円 36.3万円
中企業の電気工事士 480.0万円 30.0万円
小企業の電気工事士 435.0万円 27.2万円

出典元:平均年収.jp

電気工事士の休日や労働時間は?

電気工事士の休み

工事現場となると、平日のみならず土日や深夜も働くイメージがありますよね。
そんな電気工事士の現状を様々なサイトからみてみたいと思いますので、参考にしてください。

サイト名 全体の電気工事士の求人数 完全週休2日の求人数 年間休日120日以上の求人数
リクナビnext 453件 128件(28%) 164件(36%)
マイナビ転職 408件 136件(33%) 123件(30%)
エン転職 100件 28件(28%) 不明

工事現場に出ることが多い職業ということもありますので、週休2日と年間休日の比較でみると少し割合は小さいかもしれませんね。

電気工事士の労働時間

同じように労働時間はどうなのでしょうか?
残業時間で比較してみましょう。

サイト名 全体の電気工事士の求人数 月平均残業時間20時間以内 17時までに退社可
リクナビnext 453件 143件(32%) 20件(4%)
マイナビ転職 408件 259件(63%)
※平均残業30時間以内
70件(17%)
※原則定時退社
エン転職 100件 35件(35%) 不明

サイトによって少し検索条件が異なりましたが、比較してみますと半数近くが毎月の残業は30時間程度なようですね。
17時までに退社。という条件に当てはまる企業は少なかったですが、定時退社になると増えてきましたので、勤務時間が18時終わりの会社が多いと考えていただくのが良いかと思います!

電気工事士のやりがいは?

次に、電気工事士という仕事のやりがいについてです。
自分がやりがいを感じない仕事は継続しにくいですよね。
どのような時にやりがいを感じた方が多いのか、色々な人に聞いてみました。

Aさん「震災の時にも役立つ人々の生活を守る仕事」

「日本は地震大国です。毎日のように大小問わず全国どこかで地震が起こっていますし、
阪神大震災や、最近だと熊本地震のような大規模な地震が起こり、人々の住む場所が無くなったり、
必要な建物が壊れてしまう。ということが多く起こっています。
そんな時、その街のインフラを1から作り直す仕事に携われたのは、良い経験でした。
できる限り早く工事を終了させる必要がありましたので、もちろん休みは少なく労働時間もかなり長くなってしまっておりましたが、現地の人たちが応援してくれ時には差し入れをいただき一緒にその街を作っていくような気持ちになっていました。
無事工事が終了した時には多くの人に感謝され、今では自分の第二の故郷のように感じています。
普段の現場ではあまり感じることができていませんでしたが、自分の現場が多くの人の生活を支えているんだと日々実感しており、これからも頑張りたいと思っています。」

Bさん「国のこれからを作る」

「2020年には東京オリンピックが行われますよね。それにリニアの準備も着々と進められています。
日本で大きなイベントが行われる時や、新しいことを始める時、多くの人やお金が動くことが多いです。
私は現場の社員としても監督としても働いてきましたが、国の施策に携わる時に大きなやりがいを感じています。
もちろん多くの人が動いているので自分一人で作っているわけではありませんが、良く言う『地図に残る仕事』をしていると実感できます。
これからの100年を担えるようなものを残す。そんな気持ちで日々仕事に望んでいます。」

Cさん「自分の価値を見出した時」

現場施工後、お客様が喜んでくれたらとてもうれしいです。
また、お客様の家でお菓子、コーヒー等をもらうとやっぱり素直にとてもうれしいです。
昨日、わからなかったことが今日わかる、仕事の積み重ねそれを感じたとき本当に嬉しいです。
また、仕事中に部下が私の言うことをちゃんと聞き作業をしているのを見ると私はよくできる上司になったなと思います。
そのような時、優越感に浸ることができまし、上司に褒められたとき褒められた時、本当にこの仕事をやってよかったと思います。また、外部のクライアント様からの以来を受けて特に海外への出張でサウジアラビアを訪れたときに現地の市長から勲章をいただいたときは、今でも夢に出てくる良い経験です。また、本当に電気に困ったお客様に感謝の言葉を言われた時は本当に嬉しかったです。また、外国人技能実習生の自宅の電気修理をした際にかたごとの日本語で感謝を言われた時は本当に嬉しかったです。

いかがでしたでしょうか?
もちろんこのような仕事ばかりではないかもしれませんが、興味を持たれた場合はもっと色々調べてみてくださいね。

電気工事士を辞めたいと思った時は?

電気工事士に限らず、仕事を辞めたいと思うタイミングはありますよね。
そんなリアルな声を経験者の方に語っていただきました。

Aさん「目の前の生活が見えない」

給料が安く、本当に辞めたいと思いました。
もやししか買えないんです。そんな経験もしました。あの時は本当に辛かったです。
ご飯ともやしです。それも3日間、想像してみて下さい。本当に辛かったです。
また、上司に怒られたとき本当に殴りたくなりました。その上司は私に言いました。「お前は犬だ。」私は犬だそう思うと本当に夜も眠れません。あの時は本当にやめようと思いました。
また、早出の時、本当に辛かったです。なぜなら友達は8時から会社に行きます。私は出張のため朝4時に起きて5時に現場へ到着してそれから仕事です。とにかく嫉妬しました。あの時は本当にやめようと思いました。それから、寒かった時です。寒くて布団から出られないんです。外はマイナス1℃あの時の事は覚えています。まず部屋で暖房をつけて体を温めました。それからなんとか布団から出ることができました。でもやっぱり外は寒かったです。あの時は本当に仕事をやめたいと思いました。

Bさん「理不尽を感じた時」

仕事をやめたいとおもったときはたくさんあります。
まず、上司の理不尽な意見ですね。
なにがそれただしいの?とか内心おもいます。
こういうことは会社を運営するにあたってもデメリットしかないし
事実他の社員も病める人多いです。
僕もその一人ですがお金がどうしても必要なので辞めるに辞めれないというのが現状だと思います。
他にもやめたくなるのは付き合いですね僕は、一人でお酒とかのんでいるのがすきなのですが
現実はそうもいきません。よくいうには3回さそわれたら1回いけです。
まあ、そりゃそうですよね会社での人間関係はとても大事です。
内心嫌ですが我慢していっています。
こういうときも辞めたいなっておもいますね。
忘年会とかも同じです。
こっちはもう強制的にでなきゃならないですしお金も徴収されます。
別にいきたくもないのに他の部署のかたの上司の自慢話とか酒がまずくなるだけですし
こっちも聞いてなきゃいきないかんじで飲めたりしません。こういうときも辞めたいなっておもいます。

これを読む限り理不尽なこともあるかもしれませんね。
やはり自分にあった職場を間違えず選べるかどうかが重要なようです。
下記より職場選びからも相談が可能ですので、もしよろしければお問い合わせください!

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電気工事士の需要はあるのか?

これまで電気工事士の現状をお伝えしてきました。
しかしながら、電気工事士が多く、需要が減っているようであれば本当になりたいのか考えものですよね。
ですので最後に電気工事士は今後どうなっていくのか。という点についてまとめてみたいと思います。

受験者数

電気工事士の試験を受ける人は増えているのでしょうか?


第一種電気工事士は、経験年数(5年)が必要になるため、そうそうに増えはしませんが、
未経験でも受験ができる第二種電気工事士の受験者数は、右肩上がりに増えていますね。

人手不足

次に労働者不足もポイントになってくると思われます。
2020年には労働人口が300-400万人近く不足してくる中で、出生率は上がらないまま推移しそうです。
人間の仕事がロボットに置き換えられる!と声をあげる方もいますが、置き換えられるのは簡単な仕事だけだと思います。
人手不足も合間って、電気工事士の需要は高まるのではないかと考えられます。

日本で行われるイベント

最後に、日本で行われる大きなイベントについてです。
上でも少し触れましたが、

  • 2020年:東京オリンピック
  • 2025年:大阪万博
  • 未定:カジノ建設

など、直近10年でみても大きな工事が行われるイベントが複数予定されています。
全て新たな施設を建てる必要が出てきます。
そうなってくると現場の方も多く採用する必要がありますよね?
ですのでこれからも求人が減ってくることは考えにくいかと思われます。

さて、電気工事士についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
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