「建築施工管理技士」の転職理由、5選!

建築施工管理技師の転職理由

あなたは今の職場に満足していますか。

パッと職場への不満が思い浮かんだあなたは、転職することによって今よりいい環境を手に入れることができるかもしれません。

転職したいと思う理由はひとそれぞれです。一概に理由はコレ!とひとつにまとめることはできません。きっとさまざまなことが複雑に絡み合って出てきた答えだと思います。

目次

建築施工管理は、だれもが常にいい条件を求めている?

某大手人材会社CMの「条件は、今よりいい会社。以上」なんて言葉もよく耳に残りますよね。転職について徐々に寛容になってきている現代において、常にいい条件を求めることは当たり前のことだと思います。某漫画の某名監督のあの言葉を思い出してみてください(『最後まで…希望を捨てちゃいかん。あきらめたら、そこで試合終了だよ…』)笑。みなさんも自己実現に向けて、自分に正直に生きていきましょう。

さて少し話は逸れましたが、今回は「建築施工管理技士」の方々が転職を考えるきっかけとなった理由について紹介していきたいと思います。

それではまいります。

建築施工管理技師の転職理由5選

建築施工管理技師転職理由

どんな業界でも常に上位にランクインしてくる理由が並びました。(やっぱり「はたらく」ということは奥が深い…)だれもが同じような理由で悩み、転職を考えているんですよね。みなさんも読みながら「ソレ自分じゃん…」と感じるかもしれないです。

では、具体的に「建築施工管理技士」の方々はどんな理由で転職を決意しているのでしょうか。

仕事内容「やりたい仕事ができない…考えていた仕事と違う…」

まず「やりたい仕事ができない」「考えていた仕事と違う」という理由。
こんな体験談があります(20代/Aさん)。

[voice icon=”https://sekokan-job.com/wp-content/uploads/2018/09/job_kouji_stop2.png” name=”20代/Aさん” type=”l”]面接時に決めていた職務と、いざ働き始めた時の職務が全く違った。面接時は設計やコーディネーターの職務をさせると約束され、入社時にもらった書類にも『設計部門』と記入があったにもかかわらず、入社翌日からの業務は『外壁の塗り替え部門』だった。新たに設置された部門だったらしいが、設計をしたくて入社したのに、外壁の塗り替えしかやらせてもらえないことになっており、最初にもらった書類やら何から何まで嘘をつかれました。[/voice]

コレ、あるあるですよね…。自分の希望の職種にたずさわれないとなると、なかなかやりがいとモチベーションを見出すのが難しいものです。「給料<<<やりがいのある仕事」と考えてる方には響くお話だったのではないでしょうか。

またこの方の場合は、この出来事が「経営層への不信」にも繋がったようです。ここが最終的な転職の決め手にもなったと仰っていました。

ただし、この「仕事のミスマッチ」という理由は若手に多い傾向があります。そもそも「施工管理とはどういう仕事なのか」が理解できていないという要因も考えられます。今自分がまかされている仕事は、今後「建築施工管理技士」として生きていく上で経験すべきことなのか、それを見越して上司が与えてくれた仕事なのか等、一度じっくり考えてみることをオススメします。

また、ここまではマイナス面での理由を挙げていましたが、キャリアアップを求めての理由もあります。ベテラン施工管理技士の方でも「より予算が大きな現場を手がけてみたい」やあえて自分のスキルアップの為、「未経験の工種」を選択するケースもあります。

今の職場が自分のスキルを十分に活かせる環境かどうかについて考えていただければと思います。

労働条件

これも「建築施工管理技士」あるあるです。
「残業が多い」「休みが少ない」「拘束時間が長い」等々の労働条件に対する不満です。
「工期厳守」が大鉄則であり、自分の仕事が終わらないと他の人に迷惑がかかってしまう職業柄、残業や休日出勤が慢性化している業界でもあります。
また遠方の現場に直行等、拘束時間が長くなることも多いようです(「朝5時前出発することもしばしば…」という方も)。

これらの最大の問題点は、体力的な問題もありますが、「プライベート時間を確保できない」ことです。せっかく家族とお出かけに行こうと思っていたのに いけなかった…嫁が口を聞いてくれなくなった等々のご経験もあるのではないでしょうか。

また「人材不足」についてもよく耳にします。
建築施工管理技士は「管理」と名はついているけれども、人手不足により、デスクワークなんかより現場作業。現場では職人さんたちとほぼ同じ作業までしなくてはいけない状況にあるようです。

これらの労働条件に対する不満は、職業柄、現時点では、新しい職場に転職したとしてもゼロにすることは正直難しいと考えられます。しかしながら、建築業界においては、求人需要の高まりをみせてきているので、人手不足解消による労働条件の改善についも期待していきましょう。
「もっと家族との時間を増やしたい…」等の想いが強い方は、ぜひ「労働条件」を軸に職場選びを検討してみてはいかがでしょうか。

人間関係

これも超「建築施工管理技士」あるあるです(何回もすいません…笑)。
建築施工管理技士の仕事は「調整ごと」だらけです。各工程の調整だけでなく、人間関係の調整まですべての指揮をとらなければなりません。そしてこの人間関係の調整が一番大変です。ストレスからうつ病になった…という話も耳にします。
本当に、建築現場には多種多様な世代、タイプの人間が集まっています。また少しのミスが命の危機に直面するような独特の緊張感、雰囲気があり、現場では、神経使いっぱなしのスパイラルです。

そして必ずと言っていいほど、「とにかく現場では怒られる」という経験をします。
上司からだけではなく、業者にも怒られる。何もわからないので質問すれば、なぜそんなこともわからないのかと言われ、聞かずに自分でどうにかしようとすれば、なぜ聞いてこないか等々…若手の頃に必ず経験したのではないでしょうか(なにせ、職人さんたちはクセが強いんじゃ!)。

給料

給与水準向上については、だれもが求めている条件です。建築施工管理技士の平均年収は462万円とDODAの調査ででています。もしあなたが462万円より安いのであれば、もっと高い給与を得られる可能性があります。地域の差はありますが、求人需要の高まりがある業界なので、伸びも期待できます。

この給与・報酬に対する不満は、子供をもつ世代の方々に多い傾向があります。子供の教育費や住宅ローンの負担があるご世帯にとっては、非常に重要なポイントとなります。
給料が原因で嫁と口喧嘩に…なんてことも。奥様とのケンカは仕事よりもドッと疲れますよね。

建築施工管理技士は人々のインフラを築く大切な職業です。自分の価値に見合った給与をもらい誇りを思って働いていただきたいと思います。

評価

「一生懸命やっているのに、評価されない…」大変な仕事量の中、一生懸命に頑張っているのに、正当な評価を受けられていない。出世もできない。こちらの不満はキャリアアップ等を目指す意識の高い方々によく見られる傾向です。

ただし、このような不満を持つ方々の中には、そもそもスキルが伴っていなかったり、職場の人間と関係構築ができていない(苦手)という人も見受けられます。これでは転職をしても二の舞となり、本末転倒になることもあります。要因は環境にあるのか、自分にあるのか、一度分析してみましょう。

建築施工管理こんな転職理由も!

転職理由

会社都合

大手ゼネコンが最高益を出す等、建設業は景気が良いというイメージがある一方、 恩恵を受けられない地方の中小零細企業があるのも事実です。「入社して1ヶ月で経営統合」なんて体験談もありました。リストラや倒産等による転職があるのも世の真実です。

では「大企業に入れば幸せか?」。離職率があまり高くないイメージですが、実際にはいろいろな部署があり、離職率が非常に高い部署がある等、部署ごとに離職率に大きな差があるようです。

資格取得が大変

建築施工管理技士の方々は、より上の資格取得を目指されている方も多いでしょう。ただ実態として、日々の激務の中、資格勉強を両立することはなかなか簡単ではなく諦めてしまう人もいると思います。実際、資格は転職にも有利になります。資格取得の推奨制度等、理解力のある会社であればより働きやすく、働きながらの資格取得、自分のスキルアップも図れるのではないでしょうか。

ワンマン社長

入社前にはわからなかったが、ワンマン経営だったというケース。社員の教育等についてはあまり重きを置いておらず、部下が育たない。教えられる上司もあまりいない等々。

まとめ 「建築施工管理技士」は今アツい!

建築施工管理技師あつい

転職の理由はひとつではありません。軸も人それぞれです(「やりたい仕事内容で選ぶ」「福利厚生等の待遇重視」「給与よりやりがい」等々)。
建築業界は、地域の差こそありますが、「売り手市場」です。なかでも建築施工管理技士は需要の高い職業です。

こんなエピソードもありました。
「会社に退職届を提出した途端に手のひらを返したような厚遇扱いになった。昇給も希望部署への異動も提示してきた。」この方が、転職したのか、残ったのかは想像におまかせしますが、転職を決意する以前に比べ、より良い条件・環境を獲得されました。奥様との口喧嘩もなくなり、家族に笑顔が戻ったとか…笑。

次の採用先が見つかっていないと、ここまで強気にはなれませんが、なにごとも「行動」することが大切ですね。

全くの余談になってしまいますが、某漫画の某監督のあの言葉…英訳するとカッコイイみたいなのでコレで締めます。

「”When you give up, that’s when the game is over. ”」

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