積算の仕事とは?求められる能力や働き方から仕事内容・年収を調べてみた!

積算業務とは?一言に【積算】といっても様々な業界で活躍する積算士。その中でもかなり幅広く積算をこなす【建築積算士】についてこの記事を見ることで積算業務についての気になる内容を解説します。

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積算の役割とは?

必要な数量を拾い出し、掛かる費用、数字的な内容についての処理を行うことが積算士の役割です。
私自身も建築業界で働いてきて実際の積算士と共に仕事をしてきました。近くで積算業務を見てきたからこそ、その凄さと大変さをよく理解してます。また、私も学生の頃に、実務的な積算実習をやってきたので、苦しさや楽しさを経験しています。それでは項目ごとに積算業務を紹介します。

役割1:必要な材料拾い出し

その工事に掛かる材料等の数字を算定することです。数字を算定することを拾い出しと表現します。工事に掛かる諸経費なども拾い出しの範囲になります。
諸経費というのは仮設工事費や工事に使われる電気代など、あらゆる関係を持つ費用についても全て拾い出しを行いますし、更に掘り下げると余分な材料費など、目に見えない数量まで拾い出していきます。

役割2:金額の設定

2つ目の役割は金額の設定です。
先ほどの経費などの小料金額などであれば事務員さんでもこなすことが可能ですが、利益を出す為に使用するお金はかなりの金額になります。よく業界では現場監督がやってるイメージがありますが。はっきり言いますと合理的ではありません。

以前現場監督をしていた私としては積算士を置くことはかなり重要なことで、金額の窓口を1本化することで確実な金額の選定が可能になります。別の業務と並行して行うことで混乱を招く恐れがかなりある為、私としては他の業務と一緒にやる内容ではありません。『それが現場監督でしょ?』などという意見は一切聞きません。

話が逸れてしまいましたが、つまり積算士はお金に対しての権利を握っているのです。具体的な設定の仕方についてはこの先の記事に記載されているのでまずは【こんな感じ】という風に捉えてもらえれば大丈夫です。

役割3:単価の交渉

私の知る積算士はかなり多くの業者さんとやり取りをしています。正直工事を管理している現場監督以上に様々な方と連絡を取り合っています。
その中で工事に必要な材料などを仕入れてくれる業者、工事を請け負ってくれる業者さん達とやり取りを重ねて、お互いが【得をする仕事】に繋げるのです。俗にいう【win-win】ですね。
例えば、新規で請け負う電気屋さんと、金額の打ち合わせを行うとしましょう。
しかし、普段の工事で請け負ってくれている他の電気屋さんよりも金額が高く、あまり利益が得られるとは思えません。そこで、このように交渉を行うことができます。
『使う材料をこちらで(元請け)で支給させてくれないか??』
請負側としてのリスクは勿論ありますが、小さい物件であればそこまでリスクは大きくありません。大規模になると、器具の保証書の管理などがある為、この方法はよく目にします。

積算に求められるスキルとは?

ここまで積算士の役割についてご紹介してきました。次に積算士に求めれられるスキルについてご紹介したいと思います。

スキル1:計算力

材料を積算する際、多くの計算をしていきます。
例えば、内装材料費を計算するときは基本的に部屋ごとの床面積や壁面積を使って拾い出し、外装材を拾い出すときは外壁の面積、屋根面積と、部分ごとの面積を使って計算をしていきます。また、大きな場所はそのように積算をするのですが、それに伴い必要になる部材が出てきます。例えば、外壁材を拾い出すときにはその下地材となる羽柄材や金物が必要になってきます。更に、内部ついては建具や器具類は設計段階で数が決まり切っているので数えるだけですが、クロスは使われる壁紙材によって金額が大きく変わります。このように、同じ個所でも計算する物が複数あったりと、全てを把握しながらの連続した計算力が求められます。

スキル2:仕様に対しての知識

積算士が必要な知識は材料についての知識は勿論、大まかな相場などです。しかし、もっと深堀すると、どうやって工事をしているか?を知っているとかなりの強みになります。

例えば、メーカーから推奨された新商品の値段が普段使っている仕様より安いと、売り込みが来たとします。確かに商品が安く、利益向上に繋がると思い、使ってみることになりました。しかし、実際工事が始まると、普段1日で終わるはずの作業が2日3日と掛かってしまいました。仕様が変わり、安い作りになった為に施工手間が増えてしまい、結果利益向上には繋がりませんでした。
これはよくある話ですが、安いから良い、という考えだけで実際の工事内容を知らないまま進めてしまい、余計な施工手間や不具合が増えたなどが起こることがあります。
ただ少しの赤字であればそれで終わりになりますが、最近ではちょっとした不具合などがお施主様などの一般の方に知られることで会社の評判はすぐに落ちてしまいます。中には裁判沙汰までもっていこうとする人も本当にいます。
このように、知らなかった結果痛い目を見ることがこの業界ではたくさんあるので、豊富な知識を持つことは大変重要なことです。

スキル3:大勢をまとめ上げる管理能力

【分科会】や【安全大会】など建築業界でよく耳にする会の主催として多くの業者達をまとめ上げたりしています。ちなみに私は分科会では議事録係として活躍をしておりました。専門用語がかなり飛び交う会議での議事取は本当に大変でした。ただ、業者を管理するというのは少し珍しいかもしれませんが、そこまでできるなら、かなりの信頼を得ているかと思います。時には元請に対しての不満などが募って揉めることも多々あり、そんな時の仲介役として積算士が間に入ることもあります。ここは現場監督が行うことが多いですが、メーカーなど直接工事に携わらない方達はどちらかというと積算士が多く顔合わせをしており、逆にメーカー不具合が発生した場合の指導などで呼び出してもらうこともあります。

積算の働き方は?

『やっぱり大変なのでは!』『忙しすぎて嫌になりそう。』などと思う方も居るかと思います。しかし、記事の中でも度々書いておりますが、建設工事は様々な役割分担で成り立つことですので、現場監督や設計と協力をして行うことになります。

今回は建築業界においての積算士を例に記載をしましたが、【チームがあってこその積算士】ということがとても大切です。小さな事務所や工務店などは代表が一人で頑張ってやることが多いですが、積算士としてポジションを置く企業はそれなりに人員も揃っていることが多いと思います。決して一人で全てを完璧にこなす必要はありません!

積算の1日の流れは

積算の一日の流れはおおよそ以下のスケジュールで動きます。※例として9:00~18:00勤務としております。

9:00~12:00
・業者からのメール対応
・稼働中物件の仕様打ち合わせ
12:00~13:00 昼休憩
13:00~17:00
パターン1:稼働物件の積算業務
パターン2:メーカー主催の勉強会、講習、新仕様説明会
17:00~18:00
・業者からのメール対応
・積算業務

以上のような流れになります。
13:00~17:00では2パターン記載しましたが、メーカーへ赴くことは多々あります。
特に、新仕様の説明会は1月に1回ペースで行われているので、その度に設計と同行して行きます。また、関わる業者が多い為、メール対応で時間をかなり使用することもあり、同時に定期的に行われる会議なども出席することもあります。

積算の休日や休暇は?

とても気になりますよね。ここまで求められていては休める気がしない!!何てことはありません。私の知る積算士は休日に家族と旅行に行ったり代休を取って釣りやサーフィンを楽しんでしました。
休日や休暇のケースをご紹介いたします。

ケース1:休日日程

私が勤めていた会社では暦通りの土日祝で休日となっておりました。定休日については企業によって異なる場合もあるそうです。また、代休・有休も普通に取得しております。

ケース2:休日出勤

積算業務は一定の量をこなしていれば休日に出勤することはありません。しかし、年度末等の繁忙期で、仕事が追い付かず出勤することもあります。

ケース3:休日中の動き

建築業界では休暇中といえどお客様や業者から連絡が来ることが当たり前の世界です。しかし、積算士が休暇中に連絡が来ることはほとんどありません。何故なら直接工事自体に関わる訳ではないので、休暇中は思いっきり羽を伸ばすことができます!

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積算の仕事が激務と言われる理由

昔からよく言われている、積算士は設計並みに帰れない。見積もりが完了するときには日が昇っている。など学生の頃に元積算士の教授から聞いたことがあります。昔は今みたいに見積システムがしっかりと作れない環境でしたからね。激務と思われるのはほとんどが何となく忙しそうに見えるから、に尽きるかと思います。
それではご紹介していきましょう。

本当に激務なの?

勿論抱える物件が多いと激務になります。8時過ぎや時には10時近くまで残業をする姿を見たことがあります。それが日常ということではなく、繁忙期など一時的に激務になることはあります。普段は他の会社員と変わらない日常を送れていました。ちなみにその人は率先して業務の効率化も行っていましたので、働き方ひとつで仕事量は激変します。

激務と言われる理由は?

私自身が激務だなと感じたのはやはり年度末などの繁忙期の姿を見ていた時です。私の会社には積算とは別に経理課もあった為、それなりにお金関係などの流れはきっちりしていた為、決算もスムーズに行っていたかと思います。

しかし、それでも遅い時間まで各部署と連絡を取りながら業務をしておりました。勿論その時も他物件は動いてますから、そっちの見積もりも行っております。紹介した業務内容の通り、時には一度で多くのことをこなす必要が出てくるので世間的には激務と思われがちなのです。ただ、個人的には激務かどうかは人による働くペースによるかと思います。

積算の年収は?

今まで見てきた人から聞いてきた内容から推測をすると400万~500万程度になります。
積算士を行う人たちは年配の方が多いです。これは様々な経験をしてきた人達が多いということですが、中には計算や見積システム作りなどが得意な方もいる為、業界経験が全くない人でもこなしております。
このように経験、年齢とバラつきも出ているので順番にご紹介していきます。

年齢別

大まかにご紹介していくと
20代~30代:300~350万
30代~40代:400万
50代~   :500万
となります。

経験年数別

0年~5年:300~350万
6年~  :400万~

かなりざっくり!と思うかと思いますが、積算士を始めから始める人はかなり少ないです。大体の方は別の部署で働いていて異動して積算士になる方が多いかと思います。これが積算士の始まりですが、そこから転職をしていき経験年数を積み年収を上げる方もいました。また、積算能力のある人はかなり重宝される為、どこに行っても通用するようになります。

職種別:建築積算士:

今回は実際に建築業界で働く私の経験からですが、建築積算士は資格を取ることで給料を上げることが可能であり、他にも建築士の資格など取得していると更に上がります。
具体的には、建築積算士の資格手当は大体 ¥5,000~10,000 建築士は2級で¥10,000~20,000となり、1級で¥20,000~50,000となります。

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積算の将来性は?

先ほども記載した通り、積算能力のある人はとても重宝されており、今でも積算士を募集している会社は多いかと思います。しかし、近年ではどんどん進んでいく【AI化】によって建築業界でも様々な部分で人員が不要になってしまいがちです・・・。未来的には見積作成や拾い出しは全てAIが行っているかもしれません。

しかし、最終的に確認をすることや、そもそもシステムを作るのは必ず人の手で行うものです。なので、決して食い潰れることはないかと思います。

積算の年収をあげるには?

とにかく経験あるのみです!意外と入り口も狭くはありませんし、向いている人はかなりの天職になるはずです。最後にご紹介しますが、経験を1つの会社で積むのには限界がありますので、ある一定のラインまで行くと上がりづらくなるかと思います。これは全ての職で同じですが、最終的に役職に就く努力になってしまいます。なので他の会社へ転職か引き抜きをされたりすると一気に上がることもあります。

資格をとる

有名な資格は【建築積算士】ですが、内容は簡単ではありません。しかし、その少し下に【建築積算士補】という資格があり、これは私も学生時に取得しております。勉強方法とは少し異なりますが、これに関しては1物件の建物の拾い出し基礎を理解していれば簡単に取得ができ、更新も今年から10年に1回になりました。なので、業界に入ったばかりの方達にはおすすめの資格になります。
他には優先度的には人によりけりですが、業界ごとの資格はもっているだけでかなり優位になります。資格を持っていることでその人のスキルは高く見られます。時間に余裕のある方はジャンジャン取っちゃいましょう!

経験を積む

先ほどご紹介した通り、とにかく経験をしてて生き残った人が相応の報酬を得ることができます。とても大変で貴重な職業ですが、ただ計算が得意であるだけでは何も伸びません。自分のスキルを日々磨いて自分の価値を上げていきましょう!

転職をする

最後になりますが、はっきり言って一番年収が上がる方法でもあります。勿論、一つの会社で良い役職に就くことができれば安堵ですが、簡単ではありません。経験を積み、自分のスキルを高めていれば、引き抜きをされることもあります。私の前の会社では社長自らが某メーカーの営業マンを引き抜いて積算士にしておりました。メーカーは見積などを営業が取ることが多いですからね。また、その人も積算士としては始めからでしたが、最終的にシステム作りや今では若手を育てながらいい役職に就いております。また、積算士は多くの人たちと関わることが多いので、何となく自分を売り込んでもいいかもしれませんね。

最後に

ここまでのご紹介は如何でしたでしょうか??
もし興味がある方がいましたら是非募集している企業を探してみてください!
決して簡単な仕事ではありませんが、キチンと休暇を取ることもできて、管理職ではないので休み中電話が来ることもほとんどありません。
【激務】というイメージは少し時代遅れですので興味のある人がいたら是非この記事をご紹介してください。

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