多くの方は、ネット上の人気ランキングを見て、知名度優先で求人サイトに登録しています。ただ、求めていた求人が見当たらないという失敗談の多くは、これが原因になっているようです。ここでは「建築・積算」という分野に絞って、あくまで私見ではありますが、おすすめのサイトをご紹介します。
積算のおすすめ求人サイトランキング
積算の求人サイトで総合的にオススメするのが以下の3サイトです。求人数の多いものの他、面接対策にも役立つサイトをご紹介します。
1位:リクナビNEXT
求人数が多いのがリクナビNEXTです。サイト上で検索すると、積算の求人数が最も多いのはマイナビ転職ですが、マイナビ転職は古い求人情報が掲載されている場合もあるので、リクナビNEXTをおすすめの1位に選びました。
2位:マイナビ転職
求人数が最も多いのが、マイナビ転職です。積算に関する求人数は、リクナビNEXTよりもマイナビ転職の方が多いのですが、前述の通り古い情報が掲載されていることもあるので、確認が必要です。
ただ求人数の多さは、条件や働き方を比較出来ることに直結するので、是非確認しておきたいサイトと言えます。
3位:せこかんラボ
こちらは求人掲載だけでなく、施工管理に関する記事を多く掲載しており、建設業界に特化したサイトです。記事は建設業の基礎的な知識から、各業務の仕事内容や収入に関するものまで、普段のインプット、面接対策にも役立つサイトと言えます。
積算の高収入求人を見つけるなら
続いて収入の高い積算の求人を見つけるときにオススメするのが以下の3サイトです。もともと積算という特化した分野であるため、求人数は限られるのですが、高収入の求人数が比較的多いサイトをご紹介いたします。
国税庁が毎年発表する「民間給与実態統計調査」によれば、日本人の正規雇用の平均年収は男性で500万円強、女性で350万円強を推移しています。そのためここでは500万円以上の収入が求人条件に含まれているものを、高収入求人としてご紹介しています。
1位:マイナビ転職
積算に関する求人数が最も多いサイトですが、年収中央値以上の求人も求人数は1番多いようです。
2位:リクナビNEXT
こちらも積算の求人数が多いリクナビNEXTが、2番目に高収入な求人数が多いサイトでした。
3位:doda
続いて高収入な積算の求人数が多いサイトが、dodaです。業界を絞らなければ、リクナビNEXTに続き業界NO.2の求人数を持つサイトで、歴史も長いので、安心して登録出来るサイトと言えます。
積算の未経験の求人を探すなら
ほとんどの求人サイトでは、検索の詳細設定で、「業界未経験」や「職種未経験」といった条件を追加することが可能です。以下3サイトは未経験の条件を付加した場合も求人数が多いサイトになります。
積算部門は人手不足の企業も多く、今後重宝される人材です。今までは、積算業務はある程度設計の経験を積んでから、という認識がありましたが、最近では新卒で積算部門に配属される方も多く、今後未経験でも応募がかかる可能性は高いと考えます。
1位:マイナビ転職
積算に関する求人数が最も多いサイトですので、業界・職種未経験方の求人も最も多いのがマイナビ転職です。
2位:リクナビNEXT
続いてこちらも積算の求人数が2番目に多いリクナビNEXTが、未経験の求人数も多いサイトです。
3位:せこかんラボ
未経験OKの求人数で言えば、続いて多いのはdodaで、積算・未経験に限れば、現在リクナビNEXTと掲載求人数はあまり変わりません。しかし、未経験の積算の求人を探す上で押さえておきたいのは、建築や積算に関する知識だと思います。各社求人数に大きく開きはないので、建築や積算に関する技術的・総合的な記事も併せて読むことが出来る、せこかんラボを3位にしました。
積算として年収を上げるために出来ることは?
各サイトの特徴が把握出来たところで、次により良い求人条件を得られるように、考えてみましょう。就職に向けて求める条件は個人によって異なると思いますので、ここでは「より収入を上げるためにはどのようにしたら良いか」に絞って、整理します。
収入増は、つまりはいかに雇い主に評価されるか、他の人と差別化を出来るか、になります。ここでは、雇い主が評価しやすいポイントを3つにまとめました。
資格を取る
雇い主側が1番分かりやすく評価出来るのが「資格」になります。一級建築士や建築積算士といった資格を取得することで、内定も受けやすく、役職や収入増にも繋がりやすいと言えます。
資格があるか無いかで、内定が正社員となるのか、契約社員から始めることになるのか、といった雇用形態の違いにまで影響することがあります。
経験を積む
次に分かりやすいのが「経験」です。経験年数や担当してきた物件数といった時間や数で分かりやすいものから、物件の用途といった、雇用主側の期待する内容と合致すると、収入増に繋がります。
エージェントに相談する
そして最後に上げるのが「エージェントに相談する」です。上記2点は個人の実績、つまりは雇用主の評価に対応します。しかし一方で実績数が少なくても、その用途が特殊であるなど、雇い主側のニーズに合致した場合、他者との差別化という点で大きくリードが出来ます。
しかし個人では、どの雇い主にどのようなニーズがあるのかまで把握するのは難しいのが現状です。そこで頼りになるのがエージェントです。エージェントはその業界の各企業とそれぞれのニーズをよく把握しているので、求められている条件同士を結ぶことが可能となり、強いてはそれが雇用主の評価となり、収入増への近道となります。
積算の求人検索から、転職までの体験談
続いて、積算で転職された方の体験談をご紹介します。先輩方の事例を知ることで、みなさんの転職活動に活かしていただけたらと思います。
体験談1: 経験者(高橋さん)
40歳男性 家族介護のために転職
【転職前の状況】
・業態:ゼネコン
・職種:積算部門
・学歴:大学学部卒
・過去の転職活動:1回
・勤続年数:15年
・年収:700万円
【転職理由】
家庭の状況が変わり、ハードな勤務から家庭との両立を考え転職活動を開始。
【転職後の状況】
・業態:組織設計事務所
・職種:積算部
・年収:500万円
【コメント】
公共工事の多い会社なので、年度末やプロジェクトの後半は多忙なものの、在宅ワークや時短勤務にも理解が高いので、助かっている。
体験談2: 未経験者(山下さん)
30歳男性 キャリアアップのため転職
【転職前の状況】
・業態:中小設計事務所
・職種:意匠設計
・学歴:大学学部卒
・過去の転職活動:2回
・勤続年数:5年
・年収:300万円
【転職理由】
小さな設計事務所で意匠設計士として勤務していたが、業務の多忙さと収入に不安があり、転職活動を開始。大手で勤務すべく、意匠設計に拘らず就職活動を行った。
【転職後の状況】
・業態:組織設計事務所
・職種:積算
・年収:400万円
【コメント】
積算業務は年々プロジェクト期間が短くなり、多忙さは変わらない。ただし、現時点で収入が増えており、今後も役職や勤続年数によって増えていくことが分かっているので、収入の不安は消えた。積算業務は未経験だったが、上司から細かく指導を受け、勉強中である。
体験談3: 高収入(上田さん)
38歳男性 収入アップのため転職
【転職前の状況】
・業態:積算事務所
・職種:積算
・学歴:大学学部卒
・過去の転職活動:2回
・勤続年数:15年
・年収:400万円
【転職理由】
積算事務所で勤務していたが、上司の人事評価に不満があり、収入もあまり変わらない状況が続いていたので、転職活動を開始。
【転職後の状況】
・業態:組織設計事務所
・職種:積算
・年収:450万円
【コメント】
以前は設計事務所から業務を受注していたので、クライアントと受注者という関係で、闊達な意見交換が出来なかったが、今は同じ社内で設計と積算を行うため、やり取りがスムーズになったと感じる。
収入増は少額だったが、役職が付けば年収が大きく変わっていくこと、また人事評価が中途採用も平等に行われることから、昇進に向けて頑張ろうという気持ちが起きる。
積算の無料求人サポートを受けるなら
実は転職エージェントと呼ばれる多くの企業はキャリア相談から面接といった選考の対策相談、最終的な給与の交渉まで無料で提供しているところがほとんどです。同様に求人サイトも登録が無料のところがほとんどです。
今一度ご自分のニーズと照らし合わせて、最適な求人サイトを見つけてください。
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