構造設計の分野で転職を考えたときに、どのように求人を探すかがまず始めに悩まれるポイントだと思います。良い求人に出会えるかどうかで転職活動が成功するか、失敗するか、そこで大きく変わってしまうので、慎重に求人を探したいですね。
そこで、良い求人に巡り合えるにはどうしたら良いか、経験者や未経験のかたまで、それぞれのケースに合った求人の探し方を紹介します。
未経験から構造設計として正社員になるには?
未経験からの転職活動だと何から手をつけて良いか迷われると思います。未経験だからと構造設計の転職を諦める事はありません。未経験の方がの場合の転職方法を下記で説明したいと思います。
資格を取る
まずは建築士の資格を目指してみることもありだと思います。建築系の大学を卒業していれば二級建築士の受験資格はありますので、まずはそこから目指して履歴書に書ける資格を増やしてみるというのも企業の人事担当者の目にとまるので良いかと思います。
キャリア支援のある未経験受け入れ求人を選ぶ
未経験だと、会社に入っても仕事を続けていけるか心配になると思います。そこで最初からキャリア支援のある未経験歓迎の求人に申し込むことも一つの方法です。
企業側も未経験の方は何も知識のない真っさらな状態で入社されるため、その会社のやり方や仕事内容を素直に覚えてくれるというメリットがあることから、あえて未経験の方を採用している場合があります。
未経験受け入れの求人は大体が研修などが充実していたり、OJTがついたりするのでそのような求人に申し込むのも就職した後の不安が小さくて済むのでオススメです。
構造設計の求人で求められるのは?
求人内容によって異なりますが、一般的には以下のようなスキルや経験が求められることが多いです。
- 建築、土木、機械などの設計経験
- 構造計算ソフトの使用経験
- CADソフトの使用経験
- 基礎力学や材料力学の知識
- 関連する法令や規格に関する知識
- プロジェクトマネジメントの経験
- コミュニケーション能力やチームワークのスキル
また、求人によっては、構造設計の分野に特化した資格(構造設計士、建築士、土木工学士など)を持っていることが必要な場合があります。求人情報を確認する際には、スキルや経験の他にも、求められる資格についても確認しておくことが重要です。
異業種から正社員で構造設計として転職するには?
異業種から転職しようとすると何も業界のことが分からない状態で転職活動を始めるため、不安なことも多いですよね。そこで異業種からの転職活動はどのようにしたら良いか、いくつかのケースに分けて紹介します。
建築系の転職エージェントに相談する
この方法が一番スムーズに転職活動が進むと思います。異業種からの転職ですと業界のことや職種の事もあまり知らない状態で転職することになります。
そこで、業界に詳しい転職エージェントに相談することで自分の希望に合う会社や、未経験からの転職でも大丈夫な会社を紹介してもらいましょう。転職エージェントを介することで安心して転職活動ができます。
また、転職エージェントは企業にも面接の日程調整や転職者に変わって企業に売り込みをしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削、面接の対策までしてくれます。
そのことから異業種からの転職では、必ず転職エージェントに相談しましょう。
求人サイトで、探してみる
転職エージェントを使いつつ、求人サイトで自ら探して応募してみるのも良いと思います。希望の条件の会社に入社するにはとにかく沢山の企業をみて、自らも会社を選ぶ立場に居ることを忘れないでください。気になった求人にはとりあえずエントリーしてみましょう。
知り合いの構造設計に相談する
知人が構造設計の仕事をしている人はまずはその知人に就業環境やお給料のことなど、気になることを聞いてみましょう。知人であれば気軽に聞きたいことも聞けるし、知人も実際の現場のリアルを話してくれると思います。
場合によっては知人の会社で求人を募集していることもありますので、知人に構造設計をやっている方がいるのならばまず相談してみましょう。
構造設計の正社員の給料・年収は?
転職をする際に一番気になるお給料ですが、地域や年齢で変わってきますのでひとまとめにこの金額です!とは言えないのですが、いくつかのケースに分けて紹介します。
エリア別
地方単位
◼︎東京の場合
年齢:30歳一級建築士
年収550万円前後
◼︎名古屋の場合
年齢:30歳一級建築士
年収:500万円前後
◾︎大阪の場合
年齢:30歳一級建築士
年収:520万円前後
◾︎金沢の場合
年齢:一級建築士
年収:480万円前後
年齢別
◼︎20代の場合
資格:二級建築士
役職:無し
年収:400万円前後
◼︎30代の場合
資格:一級建築士
役職:主任
年収550万円前後
◼︎40代の場合
資格:一級建築士
役職:係長
年収:700万円前後
◼︎50代の場合
資格:一級建築士
役職:課長
年収:850万円
こうして見てみるとやはり都市部では地域手当がつく分年収が高くなり、年齢別で見ると取得している資格や役職で年収が高くなっています。
構造設計の正社員のお仕事探しにオススメのサイトランキング
では実際に転職するにはどのようなサイトを使えばスムーズに転職できるのかという疑問が出てくると思います。そこでここでは実際に転職する際にオススメな求人サイトを紹介します。
1位:せこかんラボ
ここは建築分野の求人に特化したサイトなので転職アドバイザーは業界のことを熟知しています。また、専任の転職アドバイザーがついて履歴書や職務経歴書の添削や、面接対策など、あなたの転職を全面的にサポートしてくれますので特にオススメしたいサイトです。
2位:DODA
転職サイトの最大手であることから求人数はとても多いです。様々な求人に出会うためにぜひ活用したい求人サイトです。また、経験者のエグゼクティブ求人(年収が比較的高い求人)が多く年収を上げたい方は積極的に活用したい求人サイトです。
3位:indeed
このサイトはあらゆる求人が表示されるされるサイトで自分の検索したいワードや勤務地などを入れることができます。自由に条件を入れて検索できますので自分の希望の求人がたくさん出てきます。筆者自身も転転職活動の際は転職アドバイザーがつくサイトと併用してこのサイトで求人を探していました。
構造設計の求人サイト
構造設計の求人は、建設会社や設計事務所、製造業などで募集されることが多いです。以下は、構造設計の求人情報を掲載している求人サイトの一部です。
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
- ジョブデポ
- エン転職
- 構造設計士ドットコム
- 構造設計ナビ
最後に
いかがでしたか?未経験や異業種からの転職活動も、やり方さえ間違えなければ構造設計の仕事に転職をすることも可能です。構造設計とは、経験を積めば積むだけプロフェッショナルとして道が開ける仕事なので、興味を持った方はまずは転職エージェントに相談してみましょう。
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