内装施工管理とは?仕事内容や年収は?転職時に年収を上げるために必要なこととは。


これから内装施工管理の仕事に就こうと思っている方や業界での経験年数が少ない方が、この業界って一体どんな仕事をするの?どんなことを心掛ければ良いのか想像出来ればと思います。少しでも不安を拭える様に紹介していきましょう。

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目次

内装施工管理の役割とは?

内装施工管理者が実際にどの様な業務を行いどの様な役割を果たすべきなのか3つの項目にまとめました。

役割1:工事着工から引渡しまでの現場管理

着工から竣工まで工程を組みいつ引渡しが出来るかを明確にします。
内装工事も沢山の種類の業者が入りいつどの業者が入るかを工程表に落とし込み管理します。

役割2:業者の選定

内装工事は沢山の種類の業者が入ります。業者選びも重要な役割の一つです。内装に特化した技術が有るかどうか、職人の腕が良いか、施工実績が豊富かどうか等各現場に合わせて業者を選びます。適材適所で業者を選びクレームや手直しを最小限にする目的が有ります。

役割3:実行予算組みと発注業務

業者選びと工事スケジュールが決まれば工事項目の確認、各工事が適正な価格かどうかの検討、値交渉など今回の工事金額を決定して工事全体の実行予算を組む役割が有ると共に、決定した金額を業者に発注する役割も有ります。

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内装施工管理に求められるスキルとは?

内装工事に関しての知識はもちろんのことですが、現場を管理する上で必要なスキルが有るので紹介しましょう。

スキル1:現場の流れを把握する力

内装の施工管理をする場合に限りませんが、工事について有る程度流れを知っていないといけません。例えば、コンセントやスイッチをお客様の要望の位置に設置する為には、クロス等の仕上げ工事が入る前に電気配線をしないと要望通りにならないという失敗に繋がります。工事の流れを把握して円滑に進められる様に現場の交通整理をする力が必要です。

スキル2:事前に段取りを組める力

段取り八分という言葉が有りますが、事前準備が出来ないといけません。
図面の記載が正しいかのチェックや材料の納品日が正しいかどうか等、現場に遅れや後戻りがない様にしないといけません。

想定されることに対して準備をしておくことが大切です。段取りが間に合わず工期が遅れて引渡しの日に間に合いませんでしたではお客様の信頼を失うことになるでしょう。

スキル3:マネジメント能力

現場の規模によりますが沢山の業者が出入りする為、多くの人とコミュニケーションを取る必要が有ります。コミュニケーションを取ることで急な現場のトラブルにも迅速に対応して頂くことも可能です。
現場のトラブルは職人や業者と一丸となって解決出来る様にまとめ役に徹しましょう。

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内装施工管理の働き方は?

内装施工管理の仕事内容や業務形態について詳細はどの様になっているのでしょうか。1日のスケジュールや休日について紹介しましょう。

内装施工管理の1日の流れは

・ 9:00/出社
現場へ直行も多く朝イチで職人に指示をする場合は合わせて現場に入ります。
複数現場が有る場合は次の現場に向かい打合せを行います。現場が多く回りきれない場合は電話で対応することも多々有ります。

・12:00/昼休み
主に移動の合間に昼食を取ることが多く、コンビニやお弁当を車内で済ませることも少なく有りません。

・13:00/現場回り・業者打合せ
基本現場が多いと一日現場回りになります。また現場によって常駐しないといけない場合も有り、帰社するのは職人や業者が帰り始める17時頃になります。現場の納まりや材料が正しく納品されているか確認し、仕上がりの確認を打合せします。

・18:00/発注業務、工程表作成、社内打合せ
帰社して事務作業になります。次に始まる案件の工程表作成や材料の発注依頼などがメインになります。社内での打合せが必要なら帰社してからになります。現在動いている現場の進捗確認やこれから始まる現場についての工程確認等、事務所にいる時間が少ない分密に打合せが必要です。

・22:00/帰宅
明日の現場確認の準備が出来たら1日の業務が終了になります。

内装施工管理の休日や休暇は?

休日は会社の業務形態によって様々です。会社の規模や分業されているかどうかでかなり仕事量も変わってきます。どんな事例が有るか紹介しましょう。

ケース1:分業されている会社

内装施工管理業に集中している会社で工程表作成や材料を発注したりと工事に特化した業務形態の場合、現場の休みになりがちな土日を休みにしている所が多いです。

ケース2:見積り作成も内装施工管理者が行なっている会社

実行予算を組む人が見積りを組むことはあまり良いことでは有りません。原価操作をして予算の流用に繋がる可能性が有るからです。
ですが、社員の人数が足りず見積り作成も任せている会社も多いのが現状です。
この様な業務形態の場合、現場の動いている平日は施工管理に奔走し現場の止まっている土日に見積り作成をする形になり、休日出勤を余儀なくされるでしょう。

ケース3:設計・見積りも内装施工管理者が行なっている会社

このケースが一番大変で一番多いと思われます。見積りに加えて図面を作成して工事
引渡しまで担当するパターンになります。休みは週1日が多くお客様とのアポイントが休みと被ると休日出勤もしないといけないので休める日が少なくなってきます。沢山の分野を担当するので経験を積むことが出来ますが、休みが少なく体力的にタフでないといけません。

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内装施工管理の仕事が激務と言われる理由

仕事の内容が激務だと言われる職種ですが、実際はどんな状況で本当に激務なのかその理由をご紹介しましょう。

本当に激務なの?

内装施工管理以外に図面・見積りを作成する業務形態の会社で働くと休みが取れない場合も有ります。会社の業務形態によって休みのパターンが変わってきます。いずれにしても現場が動いている限りゆっくり休める時はお盆やお正月位でしょう。

激務と言われる理由は?

内装施工管理なので事務所や店舗改装工事が有る場合、お客様は対会社になり業務時間外や営業時間外での工事が普通です。その場合夜間工事になり工期もシビアになります。
夜間工事の現場管理をした次の日に打合せ等の予定が入っていると睡眠時間も取れない場合も有ります。

内装施工管理の年収は?


激務と言われる職種ですが給料面の待遇はどうか?年齢や経験年数によっても違いが出るので比較しましょう。

年齢別

・20代 年収300万〜400万程度。
・30代 年収350万〜500万程度。
・40代 年収400万〜600万程度。
・50代 年収450万〜800万程度。

当然、会社によってかなり差は有ります。
人材不足ということも有り年収の増加傾向に有ります。一級建築施工管理技師の資格を取得してキャリアップすることが年収アップに最適な方法になるでしょう。

経験年数別

・入社時 年収300万〜350万程度
・経験年数2〜9年 年収350万〜400万程度
・経験年数10〜15年 年収350万〜500万程度
・経験年数16〜20年 年収400万〜600万程度
・経験年数20年以降 年収450万〜800万程度
スキルや経験によっても変わりますが、年収が800万〜1000万程度の会社も有るのも事実です。

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内装施工管理の将来性は?

将来的にまだまだ必要とされる職種で有ると考えられます。現時点で深刻な人材不足によりそれが故に激務な職種ですが、労働環境が改善されれば人材不足から脱却することも可能でしょう。

業務を改善すべくVRを導入して施工シュミレーションを行い同じミスを繰り返さない様な取組みを行う企業も有ります。後戻り作業が少なくなれば業務も改善されるでしょう。

内装施工管理の年収をあげるには?

では、一体どうすれば内装施工管理として年収を上げることができるでしょうか?
ご紹介しましょう。

資格をとる

資格を取ることで資格手当を支給する会社も沢山有ります。建築施工管理技師の資格や建築士の資格取得に励みましょう。建築施工管理技士の資格は一級と二級が有りそれぞれで任せられる工事の規模が変わります。

現場に応じて必要な主任技術者や監理技術者が必要になります。建築士にも一級と二級が有りこちらも規模によって必要な資格が変わります。簡単に説明すると住宅の様な比較的小さい建物は二級建築士でも設計することが出来ますが、ビルの様な大きな建物には一級建築士の免許が必要です。

現場の経験を積む

施工管理という職種は総じて現場経験が大切です。例えば、店舗でも一から新築で建てる場合と既存を解体して改修工事をする場合とでは必要な知識も変わってきます。改修工事の場合はどこまで既存を活かすか等の検討も必要です。どちらも経験をしておくと色んな種類の案件に対応出来るので、広く浅く沢山の種類の案件を担当しておくと良いでしょう。

様々な種類の案件を任せられる様になれば会社に貢献することが出来て竣工手当などが貰える会社なら大きく増収も可能でしょう。
経験値を増やし周りからの評価を高めることが年収アップの近道かもしれません。

転職をする

現在即戦力として内装施工管理者を募集している大手企業も有ります。現在の労働環境でやり甲斐はあっても給与面の待遇に不満を持っている方は沢山いるでしょう。基本的には即戦力が求められますが、研修体制も整っている会社も有るので大手に入って年収アップを狙うことも可能でしょう。

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最後に

内装施工管理の仕事は厳しい部分も有りますがやり甲斐を感じられる職種です。また、事務作業より現場回りが多い為、自分のペースで仕事が出来ます。
さらに内装に特化した工事が多い為、仕上げ材に関しての専門知識や技術が身に付くことは間違い有りません。待遇面も改善傾向に有る為、今から経験を積んで内装現場のスペシャリストを目指してみてはいかがでしょうか。

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