意匠設計の仕事とは?業務内容や年収は?

設計士には多く分けて3つの分野で設計がいます。
1つ目は意匠設計、2つ目は構造設計、3つ目は設備設計士とこのように建築業界では分かれております。今回の記事では意匠設計についてご紹介を行っていきます。
実際に、転職などを考えている方達の中で設計に興味がある方などの参考になればと思います。

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意匠設計の役割とは?

まずはじめに、意匠設計の役割についてご説明をしていきます。

役割1:お施主様への提案

設計とは、家を建築したいという人がいて仕事が始まります。ハウスメーカーが建てる分譲住宅は、ある程度内容が決まってしまっている為、提案を行うことはほとんどありませんが、注文住宅のお施主様は完全な素人である事が多い為、様々な提案をわかりやすく行っていく必要があります。その際に設計はお施主様が理想する建物に近づける為に、色合い、間取りなどをどのようにしたら良いのかを提案していく必要があります。

役割2:建物の計画・申請業務

意匠設計士の設計とはデザイン性を求められた設計となりますが、間取り決めなども行います。そして、建物の内容が決まったら、次に建物をどのようにして建てるかを計画していきます。
設計の中には確認申請や建築計画届の提出など事務的な事も行います。計画届についてはほぼ全ての建築工事で行う必要があり、確認申請については都内での建築を行う際は確実に必要となります。また全ての建物で共通して行う土地の調査では土地の用途地域などを調査してどの規模までの建物なら建てることが可能なのかという事前調査が必要になります。

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役割3:現場管理

設計を行い、工事が始まってもそこで設計が手を離れることはありません。工事中には様々な問題が発生する為、最終的な決定を行う必要があります。材料の不具合や些細な問題などの施工管理については現場監督が行いますが、取り付けるはずの設備器具や照明などが取付不可能な状況になった時の対応など意匠的な内容に関わってくることについては設計の判断が必要になります。
尚、頻繁に設計が現場へ出向く必要はありませんが、設計も現場へ出向いて現場の状況を確認し、意匠的に問題が無いか、構造的に問題は無いかなどと品質管理も行うことがあります。因みに、現代の設計の現場管理法として、ドローン撮影や職方が撮影した写真などを共有サイトにアップして状況を確認するなどの方法があります。

意匠設計に求められるスキルとは?

次に、意匠設計に求められるスキルをご紹介したいと思います。

スキル1:色合い・間取りや材料などの提案力

お施主様は建築の知識が全くない素人である為、プロである設計がお施主様の意見を汲み取り、それをお施主様のイメージに近づけて設計をする必要があります。ここで難しくなるのが、お施主様が上手くイメージできないことです。

素人であるお施主様は専門用語などは勿論わかりませんし、可能不可能の判断もできません。そのような時に設計の提案力が求められてきます。

具体的な対応としてはラフ画と言って簡単な絵をその場で書いてしまうことや、仕上がりについてもっと伝えたいときは実際のサンプルなどを用いてお話をする事でお施主様がイメージしやすくなります。このようにしてイメージし易くするように心掛けることが大切です。

スキル2:材料・法的な知識

意匠設計士が持つべき知識は主に、実際に建築を行えるかの法的な知識や仕上げ材についての知識です。法的な知識は法律で決まっている以上、必ず守らなくてはなりません。また、地域によっては条例という形で別の法律がある為、その都度照らし合わせを行っている必要があります。

次に、仕上げ材などの知識ということですが、単純な種類を覚えることではなく、その性質などを理解する必要があります。設備器具や照明は取り付け可能かどうかの判断で済みますが、仕上げ材は性質によって建物との相性があります。

例えば、内壁の仕上げをクロスではなく塗にする人が多いですが、この仕上げのメリットは部屋の湿気を漆喰が吸い込んでくれたり、消臭効果があります。しかし、乾燥時期に入ったりすると、漆喰の水分が抜けて、中の土が乾燥して壁にヒビのような亀裂が入ります。

このように、使う仕上げ材についての性質を理解してお施主様に伝える必要があります。

スキル3:目に見えない部分への想像力

具体的な建物の構造を深く考えることはあまりありませんが、ある程度の倒壊危機について予測は必要になります。当然のことですが、どんなに素晴らしい建築をしたところで簡単に壊れてしまっては意味がありません。

設計が完了したのちに構造計算を構造設計士に依頼を掛けるので、余りに無理な設計をすると間取りが一気に変わることがあります。よくあることですが、設備器具や照明器具の配管・配線ルートが梁に干渉してしまうことがあります。また、部屋が広ければその分梁も大きくしているため、対応として止む無く天井を下げることになることがあります。

設計として、見栄えだけが良ければというのは大きな災いに繋がることになりますので、目で見えている部分だけではなく、目に見えない未来の予想をしていく必要があります。

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意匠設計の働き方は?

次に、意匠設計士の具体的な働き方についてご紹介していきます。

意匠設計の1日の流れは

意匠設計士の一日の流れについては次のような流れになります。

9:00~10:00:物件進捗状況のミーティング
設計士は常に物件を抱え続けている為、各自のスケジュールをお互いに把握して漏れがないように努めなくてはなりません。
10:00~14:00:施主・業者打ち合わせ
大方の打ち合わせはこの時間帯の中で行うことが多く、施主打ち合わせでは仕上げ打ち合わせなどを行いますが、業者打ち合わせでは現場監督と同席をして仕様の照らし合わせを行います。
15:00~18:00:図面作成
意匠設計図を作成します。

尚、上記の流れは毎日がこの内容ではなく、6割~8割は一日中図面作成になります。また、物件によっては役所への申請業務を一日のどこかで行います。

意匠設計の休日や休暇は?

意匠設計士の休日・休暇システムについてご紹介します。

ケース1:大手企業の休日

設計の休日は不定期というイメージが強いかと思われますが、決してそのようなことはありません。大企業の建設会社であれば、建物の基本仕様が定めて内容を簡易的にするなどして設計の負担を減らし、休日出勤が無いように配慮をされています。

私が勤めていた会社では設計の休日は毎週水曜+1日どこかで休日という少々不定期な休日システムでしたが、どうしてもお施主様の休日が土日なので打ち合わせが土日になってしまうことから平日休みになっておりました。

ケース2:個人事務所の休日

個人事務所では代表者がお施主様とのやり取りを行い、社員たちに内容を把握させて設計を行うことが多く、休日のお施主様打ち合わせを行うことが無い為、比較的土日休日の会社が多いです。大手企業に比べると抱える物件数がかなり少ないからです。しかし、社員数も少数であることが多い為、一人ひとりの自己管理を徹底して業務に励まないと休日に出勤して仕事をすることになります。また、休暇については有給休暇を使用して連休を取る人もいます。

ケース3:繁忙期の休日

現在は働き方改革などにより、各企業では必ず法律に基づいた休日日数を確保しております。中小企業では来年から施行されるそうですが、有休や代休は必ず取得するよう促進をしています。

しかし、このような職種である限り休日出勤が発生してしまう事が多い為、自分の采配でスケジュールを調整していく必要があります。これについては大手企業・個人事務所関係なく、抱える物件が増えてしまうため、休日出勤をされる方や在宅で業務を行う方もいます。

意匠設計の仕事が激務と言われる理由

意匠設計の仕事は大変なのか、残業は?これらについてご紹介します。

本当に激務なの?

基本的には物件を常に抱えて仕事をしております。しかし、無理な量の物件を抱えていなければ安定して仕事を行えますので定時帰宅も可能です。残業をしてしまう要因としては、一日の予定が打ち合わせなどで遅れてしまったり、急な対応に迫られて他の仕事が遅くなってしまうなどがあります。

急な対応とは、工事中の現場から大きな不具合が発生した場合にその場で電話対応を行うか、現場で打ち合わせを必要とする場合です。電話対応であればその場で行えますが、現場打合せは多くの時間を使用してしまいます。

そして、安定した物件量とはその会社が請け負う物件ごとの規模によりますが、常時3件~多くて5件くらいが安定した量になります。

激務と言われる理由は?

設計が激務だと言われる理由は多くが休日出勤が多いことや残業が多いイメージがある為です。しかし、休日出勤は確かに多いですが、年間の休日日数はスケジュール調整を上手く行うことで自由に休日を取得することが可能です。

お施主様や物件の状況によっては無理な日もありますが、決して休めないことはありません。また、残業についても働き方改革などにより、多くの企業も無理な仕事量を与えないように企業改革をしています。急な対応等により若干の残業をしてしまうことはありますが、日付が変わるまでなどそこまで残業をすることはありません。

意匠設計の年収は?


次に、意匠設計士の年収について私の経験を基にご紹介します。

年齢別

意匠設計士の年齢別年収は下記の通りになります。
20代~30代:300万円~400万円
30代~40代:400万円~450万円
40代~50代:450万円~

経験年数別

経験年数で表すと下記の通りになります。
未経験:300万円~350万円
3年~5年:350万円~400万円
5年~10年以上:400万円以上

意匠設計の将来性は?

意匠設計士の将来性はとても高く、この先もかなり重宝されていきます。しかし、意匠設計ということでそのデザイン性の高さも求められるため、競争率も激しくなります。

意匠設計の年収をあげるには?

意匠設計士として年収を上げるためには経験を重ねて物件量を増やすか、資格取得、転職をして上げることが出来ます。

資格をとる

資格取得をした際にもらえる資格手当は下記の通りになります。
1級建築士:3万円~5万円
2級建築士:1万円~2万円
インテリアコーディネーター:5千円~1万円

意匠設計士が取っておくと良い資格を例に挙げました。インテリアコーディネーターとは簡単に説明をしてしまうと家具配置や色合いなどを決める役割で、専門職の方も居ますがデザイン性を重視される意匠設計士は持っておくとかなり評価が高くなります。

経験を積む

経験を積み年数が経てばそれに伴った年収になります。また、少し困難な道のりになるかと思いますが、独立して事務所を設立して商売をする方も居ます。設計士は特に独立をする人が多いのでそれなりの経験と繋がりを持つ人は挑戦をするのもよいかと思います。

転職をする

現状の年収に満足できずにすぐにでも年収を上げたいという方は転職をすることが一番のおすすめです。実際に私は4年間現場監督を行い、設計未経験で設計事務所に転職をしたところ、年収350万円から400万円まで上げることが出来ました。
勿論資格手当やボーナスも込みですが、それ以上に自分のスキルを前の会社よりも評価をされた結果なのかと思います。
自信過剰な発言かもしれませんが、現状に満足のできていない方は是非一度転職サイトなどに登録をして試すべきです。

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